japonica

日本科学界の悲願、とうとう達成間近ですね。素直に嬉しい化学人間です。
まぁ案の定こういう莫迦が湧いてた。
ジャポニウムをジャパニウムと間違って呟いちゃったけど(発見当初はジャパニウムが提案されていた)、他にもポロニウム(ポーランド由来)、ガリウム(フランスのラテン名由来)など国家由来の元素はある。地域としてはユウロピウム(ヨーロッパから)もある。そもそも、元素に国名を用いるのがレイシズム的愛国ポルノなのだとしたら、キュリー夫妻が発見し、祖国ポーランドを帝政ロシアから開放して欲しいという意も込めて名付けられたポロニウムの立場は。あと、前に「国名は次の機会に取っておいて、まずは都市名などを用いたほうが余計な摩擦を防ぐ」なんていう指摘もあった。確かに都市名、地名ならカリホルニウム(アメリカのカリフォルニア州から)、バークリウム(アメリカの地名バークレーから)、ドブニウム(ロシアの地名ドブナから)なんてのもあるけど、そういうのはもう国家名使用済みだからなんだよ。新元素の探求なんていうのは、自然界からの発見が不可能なので、もう加速器を所有し、その運用を賄えるような裕福な国しか出来ない事なんですよ。その為、極論したら日本は発見の誉れとして国家名を使える最後の国とも言える。その功績を称え、国の名を冠する事の何が恥か。まぁ、単に日本の名が残ることが気に食わないっていうだけなんだろうね。その裏にある、そこまでの日本の努力とか功績なんて全く考えない。まぁ、本決まりになったら隣がまた大騒ぎするのが目に見えているので大人しく祝うこととします。
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●まぁ、あれは核物理学が未発達な上、根拠がメンデレーエフの予言しかないからな。まぁ、もし正確な原子番号で報告されておれば、レニウムがニッポニウムになり、ロシアの名が残らなかったというのもまた皮肉な話である。

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このページは、九石はくねが2015年12月26日 17:05に書いたブログ記事です。

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