ニウロマンティックノオト

●先日鬱エントリがありましたが、それ以降も体調が絶不調。食欲が無くて食べても昼食のみ、気持ち悪さ、息の詰まるような息苦しさ、だるさ、いらつき、落ち込み、などなど。家に帰ってもご飯も食べずぐったり。たぶん原因は精神的なものだと思って、予約を前倒しにして精神科に行ってきた。相談して、薬を元に戻す事にした。少し前から、いらつきが気になるので主軸の薬を切り替えていたんですね。んで、夕食後、就寝前に飲んで寝て本日。物凄い爽快な目覚め。重苦しい感覚が消え、久しぶりにすっきりした。薬剤師の台詞じゃ無いけど、流石に凄いね。

で、ちょっと話が変わるんですけど、4/1に法改正があって、薬局のお会計の算定法がまた変わりました。細かい変更点も多いですが、その中から「お薬手帳」について。お薬手帳というのは、薬局の配布する手帳に、薬局でお薬を出す時にその内容などを記載するもの(手書きの薬局も多いですが、うちのとこはシールで出して貼る形)。そうしておけば、例えば別の医者に行った時、併用の内容が分からないで困るという事がありませんよ、というもの。全国の医院薬局どこでも共通で使える、法律で設定されたシステムなのです。しかし、未だに啓蒙は遅々として進んでいないようで、そんなものは要らないという患者様も多い。不要の理由は様々ですが、多いのは「同じ薬しか貰わないから」「同じ病院、または同じ薬局にしか行かないから」「面倒、或いは管理出来ないから」辺りでしょうか。しかし、これに関しては一応それでも作成理由は提示出来ます。「同じ薬しか貰わない」「同じ医療機関にしかかからない」というのは、逆に言えばイレギュラな事態が発生した場合、それに対する対処に遅れが出る原因になります。事故で別の病院に搬送される、震災みたいな災害の時とかね。身近なケースなら、いつもは血圧の薬しか貰っていないけど、たまたま歯医者に行く時とか。無論、処方内容をきちんと暗記して把握しているのなら必要ではないという意見も至極尤も。しかし、そんな「出来た患者」は2%いればいいほうだと思って下さい。「面倒、失くすなど、管理出来ない」というのはまぁ、薬局には一切責任問題はありませんが、そういう場合は保険証や診察券と同じポーチとかに入れっぱなしにしておいて、通院したり薬局に行ったりした時に出すだけでもいい。飽くまで薬局が求めるのは保管と携帯だけ。うちの薬局も、診察券を入れられるカバーを一緒に配布するようになりました。逆に、共通で使えるという点を把握していないで薬局毎に分けている患者などがまだまだいるのも残念ながら事実。

さて、ここからは単なる「患者としての」私の意見を書かせて頂きます。私は現在2箇所で薬を貰っていますが、お薬手帳は作成していませんでした。理由は単に、自分の服用している薬を全部把握、暗記しているから。んで、お薬手帳は今迄有料でした。手帳へ記入、或いはシールを貼るなどして渡した薬の情報を提供する事で15点の加算。1点10円なので150円。それが三割負担なら40~50円(1の位は四捨五入になります)、1割負担なら10~20円。ところが、この今迄「任意」だった加算が4/1から薬剤歴管理指導料(大雑把な言い方をすれば基本料金、でしょうか)に併合されました。つまり、「薬局側がお薬手帳を作るのは必須」となったのです。しかし、ここで勘違いをしている人も多いのですが、これは「薬局側の努力義務」であり、「患者に手帳を作らせる強制力」ではないのです。きつい言い方をすれば、どれだけサービスしても、患者が手帳を要らないと言えば、基本料金は「貰えない」事になるのです。ただし、この点については流石に薬局側もそのまま鵜呑みにする訳にはいかず、現段階では「手帳あるなしに関わらず算定は変わらず」とする解釈もあります。敢えて書きませんが、基本料金はそれだけの額なのです。で、現段階でも私は手帳は要りません。いえ、ツールが不要なだけで、基本料金を払う事に何の文句もありませんが。しかし、冒頭の薬を貰った薬局では、手帳の有無を尋ねられ、持っていないと言ったところそのまま確認も取らず作成になった。薬局の言い分も勿論分かるし、何より体調が最悪だったのでいちいち不要であるという文句は言わず。投薬時になってようやく手帳の説明が入ろうとしたけど、本業で説明する側なので説明は流石に不要と断った。

ここで若干話が戻りまして、1週間前の内科受診の際の話。受付後、「お薬手帳はありますか」との問い。無いと言ったところ次回持ってきて下さいとあり。改めて、内容は把握しているから説明するとして併用を規格、服用時点も全て述べた。向こうも全部書き取った後、

「でも今度から必要になりましたので持って来て下さいね」

手帳に記載するような内容は全て諳んじられると説明した上で、何故手帳を強要するのか意味が分からない。まぁ、そんな問答を何度もするのも面倒だったのも、薬局での手帳作成に文句を言わなかった点。こんな言い方は何かも知れないけど、お薬手帳が今回こういう法的な扱いになった点を勘違いしてやしないか?皆保険じゃないけど、全員に手帳を持たせるのは確かに理想だけど、それに対する啓蒙を被保険者側にまるで行っていないというのはどうなのかね。ツールも薬局任せだし。

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●まぁ、だからこそのヤクである。いっそもっとハイになる薬を試せば精神的にハッピーだが臭い飯。

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コメント(2)

ボクもいい加減見て貰った方が良いかなー…
違和感半端ない(´・ω・`)

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このページは、九石はくねが2012年4月 7日 22:21に書いたブログ記事です。

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