やだもうおじいさんたら

●YMOのサンフランシスコライヴのDVDを観た。HASYMOではなく、YMOと銘打っただけあり、実に昔からのファンに対してサービス溢れる選曲。HASYMOとしてのロンドンやヒホンのライヴとは異なり、FirecrackerやTongPoo、CosmicSurfin'など往年のライヴの定番ばかりではなく、LotusLoveやSeoulMusic、GradatedGrayといったこれまでのライヴに無かったチョイスなど、そういうアーカイヴ的な楽曲も難なく21世紀アレンジでお届け。しかし、何を差し置いてもRydeenが凄い。79/07ではなく無印なだけあり、全体的な構成はトイピアノなどを主軸に据えた79/07テイストを残しつつ、散開前のようなユキヒロさんの力強いドラムが絡み、これまでになかった味わい。凄い。BDじゃないという理由であまぞーんには比較的低い評価が集中するものの、そんなものは知るかとばかりに充実した一枚。過去の遺産で茶を濁すのではなく、それをしっかり「現在」のYMOの曲として贈るお三方のエナジーには平伏せざるを得ない。みんなもうおじいちゃんと言われて間違いない年齢なのに、実にかっこいいのだ。ていうか、最初ホソノさんが見当たらなくて、なんかコージー冨田みたいな人が木琴叩いてるなぁと思ったらホソノさんだった(笑)帽子被ってるっていうのはちょっと意外だった。教授も黒縁丸眼鏡がなんかなぁ(笑)ユキヒロさんはいつになってもかっこいい。

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●もうベテランとすら言うのが憚られる巨匠であるからな。こういったジジイばかりなら日本は明るいのであるが。

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このページは、九石はくねが2012年3月 4日 16:19に書いたブログ記事です。

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