あらこんな処に結合が

●ノーベル化学賞に鈴木章氏、根岸栄一氏の日本人2人!

すごいなー。うちは曲がりなりにも有機合成の研究室に居たにも関わらず、鈴木カップリング、根岸カップリングは知りませんでした。

☆炭素をつなぐ最良の方法・鈴木カップリング

 おお、要するにビフェニル構造を作るメソッドなのね。まぁビフェニルに関わらず、選択性が高くて事後処理も簡単なのね。しかし普通は有機合成でホウ素を導入するなんて思いつかないよなぁ。まぁそれがノーベル賞たる所以なのですが。グリニャール試薬を知った時もびっくりしたし(多分に漏れずグリニャールもノーベル賞貰ってますね)、有機は相変わらず奥が深いなぁ。

【放送事故】 報ステで古舘アナがベンゼン環図を間違え、ノーベル化学賞受賞の鈴木章さんが半切れ

また古館か。

101008novel.jpg

古館「(右側を指して)これですよねぇ?」
先生「...。えーと、これ作れたらノーベル賞もらえます。」
裏方スタッフ爆笑の声。

ノーベル賞学者ともなるとなかなか気の利いた切り返しをするものですね。左はナフタレン(防虫剤とかのアレ)だし、右は.........、えー.........、と。すごい結合だ。先生の言う通り、こんな結合が作れたらノーベル賞余裕ですね。

フェロセン(Wikipedia)

無理矢理古館を擁護するとしたら、こういう事を言いたかったのか。まぁ確かにこの研究者もノーベル賞貰ってるね。まぁそんな知識は無かったと思うけど。しかし中央の結合をどうあってもパラジウムにしたいのか。触媒ってものが根本的に解ってなさそうだなぁ。実況で触媒とか単語として使ってたイメージあるけど。無いか。しかしパラジウムもそうだけど、白金族って芸達者が多いだすな。オスミウムもプラチナも有機化学で大活躍するしね。

101007.jpg

●否。敢えて具体的な年齢を問わずマジレスするが、少なくとも貴様が出生と同時に知っておったとしても何ともならぬ位の歴史がある反応故死ぬ前に受賞出来て重畳である。

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このページは、九石はくねが2010年10月 7日 21:57に書いたブログ記事です。

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