絵路チシズム

●ほんこれ。所謂「ヘタウマ系」「ディフォルメ系」の作風って、一般人は「こんなん誰でも描けるじゃん？」と侮りがちですが、絵描きが見ると「えっこのディフォルメをこのバランス感覚で纏めるとか凄くね!?」とか、またキラキラしたアニメ絵でも「色彩感覚が逸脱したレベルで纏まってて凄まじい」とか、結構見えてくるものです。ディフォルメ系の作家全てが普通の絵が超絶上手いとまではいきませんが、それでもそれなりのバックグラウンドとしての画力は持っています。絵描きにはそれが透けて見えるのです。

●コンシューマとして批評するのと、画力として批評するのはまた別問題であるからな。なお、上のコメントは中の人の古い知り合い(非絵師、ゲーム業界人)の発言からの抜粋であるが、「抽象画なんかに価値はない。写実こそ至高」という迷言も残しておる。貴様の慣れ親しんだアニメ絵も抽象画だという事に気が付いておらぬのかのう。