ギャラリーフェイク

この直筆イラストにつきまして、まんだらけでは厳正なる鑑定を行っての出品でしたが、作者から小学館を通して「自分が書いた覚えがない」との連絡があり、「取り下げてください」との要望がありました。

これが描かれた時期は萩尾氏がアシスタントを使用し始めた頃の本当の初期にあたるもので、そこから絵柄が大分変わり、また急激に忙しくなり始めた頃のものです。 弊社では時期と原画自体を深く鑑定しましたが、結論は萩尾望都氏のものとしています。

またこれを持ち込まれた方は、その当時作者のアシスタントをしていた方から譲り受けておられますが、そのアシスタントの方はすでに亡くなっておられて、確認が取れません。 しかしその時同時に他にも複数枚のクオリティの高い直筆ものの入荷があり、今回出品のものを含めて萩尾氏の作品と断定できるレベルのものになっているため、おそらく「作者から忘却された作品」との位置づけをしております。

しかしこうした情報をご存じなくすでに入札されている方もおられますので、公平を期するため今回の出品は取り下げさせて頂きます。 なおどこかで再度出品はさせて頂きますので、ご自身の鑑定眼に自信のある方はしばしお待ち下さい。

凄いな、本人が違うって言っているのに本物認定するって。まぁ黒歴史だったとしても、萩尾先生レベルがそれを否定する事はないでしょーよ。
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●逆に、こういう事例が出てしまうと、なんでも鑑定団の鑑定士も信頼性が揺らいでしまおう。手塚治虫の鑑定士、実の娘るみ子くらいであろうかな、鉄壁の信頼性があるのは。

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このページは、九石はくねが2015年2月18日 20:38に書いたブログ記事です。

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