反逆セメタリ

●仕事でクレームがあり、私がクレーム対応した訳ではありませんが、標的は私。薬剤師としての常識を疑われるという内容で、うちはその文面を見て精神的にどん底までテンションが落ち、帰宅後熱を出して寝込んでしまった。

確かにこちらにも対応に若干配慮が無かったとはいえ、どちらかというと責任転嫁の分の多い内容。仕事柄仕方ないとはいえ、クレームは付き物な仕事。だけど、横暴なクレームは大半がこっちに一切の責任が無い場合が多い。

老人の患者が医師に貼り薬20枚くれと言い、医師は処方箋に20「袋」処方。この医師は高齢者には10~20袋という処方を普通にするのだが、ここで老人激高。訂正しろとがなり立て、問い合わせ最中にも怒鳴り散らして早くしろとせかし、最終的には「常識で考えろ馬鹿野郎」の捨て台詞。更に2日後、混合軟膏を持ってきて「こんな緩いわけがあるか!配合間違っているだろう!混ぜる前のでよこせ!」とまた怒鳴り散らす。こっちの説明は一切聞かない。結果こっちが折れて軟膏をチューブのまま渡す事になった。

こんな言い方何だけど、患者は薬の事だから、という事で、医者のミスや、果ては自分の落ち度すら全て薬局に擦り付ける事が多分にしてある。まぁそれは10歩下がっていいとする。だけど、こっちに責任が無いのに患者に阿る薬局の方針って何なの?サービス業だかお持て成しだか知らないけど、相手の非も指摘しないでこっちが悪いですすみません、って何。

サービス業ってそういうもなんだろうとは思うけど、最近もうそれに耐えられなくなってきた。さっきの老人がもう一回難癖つけて怒鳴り込んできたら、うちたぶん殴ってそのまま退職したと思う。精神科で治療しているうちは、好意を向けてくれれば全力でそれに応えるけど、敵意を向けられたら一気に萎縮する。そんな性格なのに、ここ2年近く投薬でしか使って貰えていない。上司からしたらそれ以外で使えないような薬剤師だってことなんだろうとは思うけど、精神的に相当キツくなってきている。

そういう事があると、同僚によく慰めで言われる言葉が二つある。「気にするな」と「自信を持て」。

しかし、うちは未だにこの二つの単語の意味が分からない。「気にするな」っていうのは責任感を放棄しろってこと?記憶、体験にある以上は嫌でも思い出すし、簡単に忘れられる訳が無い。「自信を持て」ってのはナルシストにでもなれってこと?自分の力量も把握せず省みず、分不相応な仕事をしろってこと?言っちゃ悪いけど、うちは物凄いネガティブ思考で、劣等感を背負ってここまで生きてきたんだ。だから、文章的な意味は分かったとしても、この二つの単語をどう実践していいのか、全く分からないのだ。

そもそも、客商売が嫌で営業職を避けて調剤薬局に来た筈なのに、なんでこうなっているんだろう。

よく、無実の被虐とか事故とかで駄目になる空想をする。前からだけど最近特に酷い。

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●まぁ引きこもり最強伝説であるな。後は資金だけである。

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コメント(2)

初めまして級のお久しぶりw

ヘッポコ接客業の俺から言わせてもらうと、その同僚の慰めは「今まで通りでいい」って事だと思うよ

お客の性格が100%解っててそれに完璧に対応できればクレームは来ないかもしれない。でもそんなのは出来る訳はない。
こちら(店側)としては失礼のないように対応するしか無い。
今までそれでやってきたのだからその対応に「自信を持て」(あえて言わせてもらうが)クレーマーの事は「気にするな」って事だと思うよ

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このページは、九石はくねが2012年3月28日 17:53に書いたブログ記事です。

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