みくみくイメヱヂ忘備録

■Ωノ<やぁ。前回「明日書く」って言っておきながらまたスパンが開いちゃったのはみくみくってたからじゃありません。本当です。
■少し前にPCが不安定だったのでOS入れ直しとかしてたら失敗して結局クリーンインストールする羽目になって復旧に時間がかかってたのです。その上体調崩して丸一日寝てたりとか。
■んでは本題。VOCALOID2使ってて思った事をば。
■SingerEditor
ミクの歌唱スタイルを設定する別プログラム。でもぶっちゃけあまり必要ありません。何故ならこれで新しい歌唱スタイル作っても、本来のミクの歌声のイメージがけっこう損なわれてしまうから。ジェンダファクタをいじって男声にしても、本来のキーが高い関係で違和感ありまくり。これならKAITO使うべき。あと、本来のVocaloid2との並列起動が出来ないので、仕上がりをリアルタイムでチェック出来ないというのもマイナスポイント。
■ピッチコントロール
*ベンドの深さ
これは方々でも言われてますが、出荷時の20%だとかなり音痴になるので、取説の推奨する8%程度でいいです。あまりいじった記憶がないのでそれでいいと思います。
*ベンドの長さ
いじった事ありません。デフォでいいんじゃね?
*ポルタメント
「上行形」「下行形」の二つがありますが、デフォはチェックする必要無し。必要に応じて音符のパラメータで付与すべき。このパラメータの意味ははしょると「前の音符との繋がりを滑らかにする」というものです。設定法がちょっと特殊で、設定する音符の前の音符が高い場合は「下行形」を、逆に低い場合は「上行系」にチェック。そうすると「設定した一つ前の音符に変化が適用」されます。ただし、適用される音符が余りに短い場合は効果が薄く、またあんまり高低さが激しいと妙な歌い方になってしまうので、せいぜい2音程度のギャップを埋める為に使うべき。
■ダイナミクスコントロール
*ディケイコントロール
いじった記憶がありません。よくわかりませんが、ロボ声矯正の為に80%程度にするという設定を見ました。
*アクセント
これはデフォで0%でいいかと。後は必要に応じて音符プロパティでつけていく感じで(ただし、1%刻みの鬼調教はあんまり意味がないと思います。10%?20%刻みでつける程度でいいかと)。後述する「DYN(ダイナミクス)」とややニュアンスが近いですが、これはその音符全体の強調と取ってもらえばいいかと思います。
■用語
*クオンタイズ
早い話、「小節を何分割してスナップするか」程度の意味。1/32なら最小の動作幅がその大きさとなります。なしにすれば自由な場所にマーカを置けます。ただ、カット&ペーストなんかする場合、ガイドを基準にペーストされるので、少し大きめのクオンタイズ設定にしておくと微妙なズレを回避できます。
■グラフィカルパラメータ
*VEL(ヴェロシティ)
通常、MIDIシーケンスでは音符の強さを示す(らしい)パラメータですが、Vocaloid2では「子音の強さ」を意味するパラメータ。デフォは20?64(中央値)で切り揃えておいて、あとは個別に調節で宜しいかと。「カ行、サ行、ラ行、及びツは100以上に強調した方が聞き取りやすい」という記述を見た事があります。
*DYN(ダイナミクス)
はしょると「音量」。見た目そのままがそのトラックのヴォリュームとなります。ラインツールで斜めにがーっと0まで下げればフェードアウトになるし、鉛筆ツールでちまちまといじる事で同じ音符内でも強弱に変化をつけたりできます(これがアクセントとの決定的な違い)。これを使いこなすだけで相当完成度が高まると思います。たぶん。だって私そこまで鬼調教成功した事ないし。
*BRE(ブレシネス)
はしょると「息っぽさ」。標準の0だとミクの歌声は非常にクリアです。狙う歌い方にもよりますが、普通に歌わせるのであれば0でOK。一方、コーラス風にしたりする場合はちょっとだけ(主旋律20程度、バックコーラス64(中央値)程度)かけるとそれっぽく聴こえます。また、サ行のような帯気音を強調する為に敢えて強めに掛けるという使い方もアリ。
*CLE(クリアネス)
音の明瞭さのパラメータ。デフォは0ですが、かけることでよりシャープな音質になります。くぐもって聴こえにくい場所などに使用しますが、掛けすぎるとロボ丸出しになりますので掛けすぎ注意。
*OPE(オープニング)
口の開け具合、と思って貰えばOK。乱暴な言い方をするなら、口を全開にして発する音なら最大でいいし、つぶやくような音なら低めにする、みたいな感じかな?これも余りいじってません。
*GEN(ジェンダファクタ)
音の周波数を変える…と言われてもピンとこないと思いますが、これが低いほど高い声になり、逆に高いほど低い声になります。高すぎる音に対してGENを高くして、或いは低すぎる音に対してGENを低くし、聴き取り易くする、っていう使い方かな。
*POR(ポルタメントタイミング)
実は未だに私も良く分かってないパラメータ。前述したポルタメントの切り替えポイントの調節パラメータらしいです。これも普通にやってるぶんにはいじらないでしょう…
*PIT(ピッチベンド)
*PBS(ピッチベンドセンシティビティ)
この二つはセットで使うパラメータ。PITを動かす事で音程を操作します。で、例えばPITを最大値まで上げた場合、どれだけの音程にずれるのかを設定するのがPBS。デフォで2(=1音)。1で半音、12で1オクターブ、最大の24で2オクターブの変動幅となります。一つの音でちょっと声が上ずったり、若しくはフェードアウトの逆で一つの音が後半にぐぃーんと上がっていくような場面で使います(これ使いこなせればかなりミクが人間ちっくになりますが私には無理)。ただ、これはアプリケーション的な問題なのですが、PITのパラメータ操作は必ずPBSの適用範囲内のみで行う事。そこをオーバーしてPITを操作しても、PITの効果が得られません。
■ビブラート
ある程度の長さのある音符に対してはビブラートがオートで適用されます(デフォは66%)。通常のNomalType1で充分だと思いますが、強すぎると思ったらSlightに下げたり消したりしましょう。Extremeは強すぎるので意図的に使わなければノータッチでOK。Type4は徐々にビブラートが消えていく感じになります。
■歌詞の流し込み
一音一音音符をダブルクリックして文字を入力してもいいんですが、音符→右クリックで出てくるこのメニューを使ったほうが圧倒的に楽です。ノートパッドなんかに事前に歌詞を書いておけばコピペで全部適用されます。ただし、一音一文字なので、途中同じ文字が半音下がってたりなど、複数の音符にまたがっている場合は歌詞がズレるので注意。あと、漢字は使用不可能。平仮名、片仮名、ローマ字だけで構成しましょう。また、記述は表音で行いましょう(「へ→え」や「は→わ」など)。
■ブレス
適当な音符を置いてダブルクリックし、文字の入力になった状態でAlt+↓(↑でもいいらしい)で発音記号編集モードになります。Vocaloid2の発音記号は特有のものなので、HELPなどで予め把握しておきましょう。そこで「br*(*は1?5の半角数字)」と入力する事でブレス、つまり「息継ぎ」を入力出来ます。音符表示が例えデフォの「a」でも、プログラムは発音記号を優先的に認識して使うのでここは気にしなくてOK。ブレスを上手く使う事でより生き生きとした歌い方に出来ます。ただ、「他の音と間接的にでも繋がってしまうと上手く表現出来ない」ようです。ブレスの音符は前後の音と少しだけ切り離して設置しましょう。
■英語
HELPには英語の発音記号一覧がありますが、「ミクには設定として備わっていない」ので、例え発音記号編集でHELPの通りに入力しても無音音符になってしまいます。英語は空耳でそれっぽく入力するしかありません。
■「っ」
ミクには小さい「つ」を発音させる事が出来ません。対応策として、「やっと」なら「や と」のように「っ」に対応する場所の音符を消してしまいましょう。(「ー」を入力すると前の音の母音を引き継いでくれます。「っ」の代わりに「ー」を入力し、VELを最低まで下げるという方法もあるそうです)
■アンドゥ/リドゥ
Vocaloid2は取り消し/やり直しが各1回しか出来ません。なのでこまめにVSQを保存しておくべきです。

■うーん…ざっと思いつく程度でこのくらいかな。なんか思い出したらまた記述します。

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コメント(2)

初音みくの鬼や・・・

>やましーぬ
言っとくけどこれミク扱う上でのほぼ
最低限の知識ですょ?(笑)

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このページは、九石はくねが2007年12月 7日 19:20に書いたブログ記事です。

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