漫画ラヰブラリ8-2

なんかもうどんどん在庫がたまってく…てな関係で買った本ずざざーっと。
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聖闘士星矢episodeG#9 車田 正美/岡田 芽武
ジャンプ黄金期を支え、またジャパニメーションを世界に流布させたひとつの切欠だった作品、「聖闘士星矢」のいわば外伝。本作では「黄金聖闘士」をメインに据え、主人公は獅子座のアイオリア。地上を制覇せしめる為に迫る「神」クロノスとティターン神族。これにて描かれる「黄金聖闘士」が如何に凄い存在であるか、原作では描写不足感が否めなかった彼らの本当の「強さ」が本作では余すところ無く描かれている。この9巻に於いては原作で全くいいところが無かった牡牛座のアルデバランの「実はこんな強いんだぞ」的な描写がなされており、ある種の補完にもなっている。同様に少し前では蟹座のデスマスクにも花を持たせている。岡田 芽武の圧倒的な描写力も相俟って非常に読み応えのある出来。ただし、本当に堪能する為には原著「聖闘士星矢」の、少なくとも十二宮編を読破しておくべき。また、現在チャンピオンで車田正美直々に星矢の新シリーズが連載中。ただ袋とじの為に立ち読みリーダーである私にはまだ内容が分かりません。コミックスは絶対買うけどね。

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絶対可憐チルドレン#5/椎名 高志
相変わらずのエスパー少女三人組の繰り広げるドタバタ活劇。実際はけっこうシビアなシーンもあったりはするのですが、基本的なノリがけっこう軽いので、ライトに読めます。新しいエスパーもじわじわ登場しつつ、ゆったりシナリオは進行していく。脇道に逸れているようで、きっちりと話は前進しているのは流石。薫は本当に「女王」として世界を破滅に陥れる存在なのか?兵部率いるエスパー解放組織「パンドラ」とは?そんな命題は現れつつも、皆本の切実な(三人娘の取り扱いという)悩みは相変わらず続くわけで。

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女子大生家庭教師濱中アイ#6(完結)/氏家ト全
エロコメ作品であった本作ですが、一応「家庭教師」なのでエンディングはきっちり受験モノに。最後の最後でパンチラ出たけどこれがたぶん唯一の直截的エロ描写っていうのもまた凄い。あれだけエロネタ振っているくせに。「妹は思春期」に比べるとノリはかなりソフトですが、フォーマットが週間少年マガジンだという事でネギま!に比肩するくらいのエロさではありましたけど(笑)この作品を含め、氏のギャグは基本的に放置プレイが多い。ツッコミがあまりなく、みんなスルーしてしまうのである。飽くまでツッコミは読者に任せるというスタイルはけっこう斬新だとは思います。嫌な言い方すれば、この内容でよく6巻も持ったなぁ、と思ってしまう。つまらないのではなく、対象年齢の関係で。ていうかむしろ思春期世代にはこのくらいがジャストミートなのか?

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SchoolRumble#13/小林 尽
表紙は結局高野を飛ばし、天満&播磨のペアに。高野を描くつもりはさらさら無いようだ。内容は久しぶりに烏丸が絡んでくるものの、ノリは本当に相変わらず(笑)なんか沢近と播磨のベクトルが近くなってきた気もしますがまぁ気のせいでしょう。ほんっとうに個人的な意見ですが、播磨は八雲たんとくっついて欲しいと思うのですがそれはどうかとの意見もありそうなので一人物思ふこととします。まぁそんな色恋沙汰は相変わらず相関関係がメチャクチャなんですが、何気に挿入されているコウテイペンギンネタがツボ(笑)あのまぬけ時空は久しぶりに見た気がする。

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NHKにようこそ!#5/滝本竜彦/大岩 ケンヂ
これはもう「ひきこもり」とかそういう以前の状態な気がするひきこもり漫画。私も一時期ニートってたので身につまされて痛い。ていうかほんとに痛い。痛すぎる展開が多すぎてもうどうしていいのやら。しかし「私はこんなんじゃないやい!」と胸を張って言えない私。あいたたた。アニメ化したらしいけどコード的にどうなんだろう。

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バガボンド#23井上 雄彦/吉川 英治
対決の日を黙々と待つ武蔵と、吉岡道場に現れた「本物の」佐々木小次郎。本巻に於いては武蔵は飽くまで期日をじっと待つ立場として描写される一方、小次郎の方は様々な思惑が錯綜し、「巌流島」が如何なる戦いとなるか全く持って読めない。そして又八はこの後をどう取り繕うのか?舞台はクライマックスに向かいゆるゆると流転していく。果たして流れ着く泡沫はどのように弾けるのだろう。続きが気になる…

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このページは、九石はくねが2006年8月18日 11:37に書いたブログ記事です。

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