漫画ラヰブラリ8-1

サボってたら8月になってしまった…
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ゴッドボンボン/吉田戦車
古書店にて購入。「はまり道」に続く、ファミ通連載のゲーム4コマ総集編。相変わらず吉田氏のゲームネタへの視点の斬新さには脱帽せざるを得ない。多いテンプレとしては日常っぽい風景にちょっとしたゲームネタを混入させるタイプなのだが、妙に皮肉っぽいのに嫌味が無い。氏の代表作は何を置いても「伝染るんです。」ではあるが、「はまり道?ゴッドボンボン」はそれに比肩するか、あるいはネタさえ分かればそれ以上の佳作である。古本屋で発見できたら是非一読頂きたい。

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ニニンがシノブ伝#4(完)/古賀亮一
古賀氏の作品では「ゲノム」に続くロング作品、アニメ化もしましたがとうとう完結。内容は忍者漫画ですが、古賀氏のテンプレである「一人の常識人、周囲はみんなおかしい」という不文律はきっちり踏襲しています。音速丸を中心とした異様な忍者達と、女の子の可愛らしさのコントラストも相俟って読んでて飽きない。あとどうしようもないネタも最高(笑)掲載誌が電撃大王であった為、お色気も程々ですが、エロネタがお好きな方は前述のゲノムなどもいかがでしょう。

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シグルイ#6/山口貴由・南條 範夫
前述しておく。本作は恐らく、少なくとも現在私が読んでいる漫画の中でも最高傑作の位置にある作品である。作品冒頭における「駿府城御前試合」に於いて対峙する隻腕の剣士・藤木と、盲目の剣士・伊良子。そこより物語りは彼等の過去へシフトし、「御前試合」へ至る経過を追っていく事になる。本巻ではとうとう伊良子清玄が元師・岩本虎眼を討つべくして対峙する事となる。そして、決着がつく。この作品は元々、原作は短編小説なのだが、その作品をここまで展開させた山口にはどんな賛辞も及ばない。「覚悟のススメ」以降パッとしなかった氏の作品ではあったが、本作は「覚悟」を凌駕する作品になるのはもう間違いない。圧倒的な残酷描写、ある種マトリックス風のスピード描写。もう一度言う。これは傑作である。

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アイシールド21#19/稲垣 理一郎・村田 雄介
前巻で「アイシールド」を捨てた小早川瀬那、最初の戦い、決着。そして関東大会の初戦の相手には絶望的な結果が…内容的には比較的ありがちなスポ根モノであるのだが、読み応えはアリ。前回も書きましたが、爽快な裏の突かれ方をするので毎回ハラハラできます。あと余談ですが鈴音ちゃんがめちゃツボなんですががが(どうでもいいですかそうですか)最初まも姉があんまり可愛くなくて、この人は女の子描くのあんまり上手くないなぁとか思ってたので…

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このページは、九石はくねが2006年8月 2日 10:18に書いたブログ記事です。

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