実はほとんど5?6月購入分なのですが、書き損ねてたので今回書きます。
北斗の拳完全版#9/武論尊・原哲夫
本巻より描かれるは、ラオウが天に帰ってから数年後の話。リンやバットも大人になり、新たに現れたケンシロウの敵は元斗皇拳の使い手。正直、ラオウ以降はけっこう先延ばし的な展開な気がします。しかし、敵とはいえ、ファルコはけっこういい男だと思います。結局ラオウがいなくなっても無法者の存在は消えず、というのがなんか無常な感じがしてさみしいですね。石川五右衛門の辞世の句みたいだ。
妹は思春期#7/氏家ト全
ヤンマガにて連載中の下ネタ4コマももはや7巻。よくもまぁネタが続くものだと感心すらしてしまう。直截的なエロ描写は皆無でありつつも全てが下ネタで帰結する。絵自体はそこまで上手くはないけれど、読み込んでいくと不思議とみんな可愛く見える。これはもう天才と評してもいいかもしれない。そして今回の表紙はメイド服のカナミちゃん。まぁ彼女は普通に着るだろうなぁと(笑)個人的には叶ミホちゃんが好きなんですが、1巻登場時の普通人であった彼女はもういない。これだけ毒キャラが周囲にいれば毒されてやむなしですがむしろ今のほうが可愛いから良し!(笑)
Mr.FULLSWING#23/鈴木信也
本誌では完結したミスフル、コミックスも展開は大詰めです。当初に比べるとギャグ密度が非常に希薄になり、やや急ぎ足になりながらも試合は決勝戦へ。猿野の打法、屑桐の速球、牛尾と屑桐の行方、そして猿野と凪の恋の行方…それらがラストへ向かい収束していきます。野球の素人であった猿野が凪の為に十二支野球部に入部してから…その関係が終結する時、猿野は埼玉選抜の四番に座っている。何か感慨深いものがありますね。
暁!!男塾#14/宮下あきら
ジャンプ黄金期を支えた作品である「魁!!男塾」の続編である本作。主人公は魁!!の主人公、剣桃太郎の息子・獅子丸。前作は有名な「民明書房」を下敷きにしたトンデモ拳法漫画であった訳ですが、その点は踏襲しております。ただ、魁の時は民明書房の実在が信じられてしまったくらい拳法がカッコよかったのですが、本作ではかなり荒唐無稽な拳法が多い気がします(ついでに、民明書房社長の大河内民明丸まで作中に登場している)。本作では塾長・江田島平八を救うべく、男塾塾生が瑪羅門寺へ乗り込む。これは少し前からの事なんですが、今回の男塾には前作のようなヴァラエティ豊かな拳士が少ないような気がします。けっこうバトルメンバーがワンパターン。そこがちょっと残念であります。
哭きの竜外伝#2/能條純一
近代麻雀に連載され、全9巻完結という比較的少な目の巻数でありながらも(それでも近代麻雀コミックスでは長期の方ではありますが)一種の伝説となっていた麻雀漫画、外伝として平成の世に復活。前作もまぁ麻雀漫画というよりヤクザ漫画でありましたが、今作も基本の骨子はそれを踏襲しています。果たしてこの「リュウ」はあの伝説の雀士、哭きの竜本人なのか?竜は死んだのではないか?しかしそんな周囲の戯言を意に介さず、竜は哭き、己を貫く。謎が解けるのはまだまだ先の話のようです。
実は在庫がたまりすぎてまだありますので、それはまた次回以降に。
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