漫画ラヰブラリ4-2

昨日の続き。
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ブラック・ジャック?黒い医師#3(完)/山本賢治×手塚治虫
山本賢治による手塚治虫の金字塔リメイク、完結。山本氏の絵は非常に現代的で精緻であり、元々はエロスマンガ家だった為に女性キャラも非常に可愛く描けている。ただ、セレクトしているエピソードがどうも極端な気がします。通常のオペによるヒューマンドラマの類がほとんど無く、対象が動物や異質な生物など、BJの外科医としての異質さに焦点をあてているようなエピソードばかり。まぁブラックジャックも途中までコミックスの煽りが「恐怖コミックス」だった訳で、強ち間違った方向性ではないとは思うのですが…

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範馬刃牙#1/#2/板垣恵介
現代格闘技漫画の到達点、バキシリーズ新章。とうとう刃牙は父親であり、世界最強の生物「範馬勇次郎」と対決することになる。…のですが、どうやらこのエピソードもそう易々と終わりそうに無い。先ずはこの二冊で、刃牙は「空想上の」怪物と対決する事になる。やり方はトーナメント戦の対烈海王との時に行ったリアルシャドーファイトによるもの。正直、刃牙はもうすでに人間にいい相手がいないのだろうかと思えば、連載中の方では新たな相手と戦うためにアメリカに飛んでいる。まぁここは範疇外なので語らずにおきます。まだ連載始まって間もないので、今後の展開に予断が出来ませんが、もうすでに純粋な格闘漫画ではなくなってますね…

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ギャグ漫画日和#1/増田こうすけ
なんとなく買ってみた。絵はなんというか…形容し難い感じの不思議な絵柄。話の内容は非常にシュール。ギャグなのですが、傾向としてはうすた京介系統かな。シュールでありナンセンス。何かと歴史上の人物などを踏襲していますが、みんなどこかおかしい(笑)爆笑というよりは含み笑い、な一冊。

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冒険王ビィト#11/三条陸×稲田浩司
「ダイの大冒険」の作者が贈る冒険漫画もとうとう11巻。「ダイ」がDQという原作を下敷きにしながらもあれだけオリジナリティ溢れる佳作に仕上がっただけあり、このコンビの作品はやはりいい。「才牙」という能力ソースもいいですね。この巻より徐々に物語の真相が見えてくる。続きが楽しみであります。

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賭博堕天録カイジ#6/福本信行
変則二人麻雀「17歩」編、転機へ。絶対勝てるギャンブル、の筈だったこのギャンブルへの「齟齬」に、カイジは到達し始める。今までもカイジはギャンブルの「穴」を突き勝利をおさめてきた訳ですが、果たしてこのゲームには如何なる「穴」が存在するのか?連載の方もそうなんですが、このゲーム、本当に勝てるのか?先は楽しみなんですが、「アカギ」共々展開がやや遅すぎのような…

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武装錬金#10(完)/和月伸宏
武装錬金、大団円、とはいかないまでもこれならと思えるラスト。和月氏の作品にしては冒険しており、なおかつ成功していたとは思うのですが、購読層には評価されなかったのか、結果打ち切りという憂き目に逢ってしまったわけですが、これはこれで和月氏の代表作にして宜しい佳作だと思います。打ち切りという訳で最後のほうは駆け足な展開になってしまったのが悔やまれます。

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コメント(2)

ギャグマンガ日和は面白いですよー。ただなんかホームランか三振かみたいなギャグの当たりはずれがあるのが難点とも。時々やばいほどツボにはまる話があって腹筋によくないですw

「ギャグマンガ日和」はこのあと買い揃えてみましたが、やっぱり「うーん?」な感じでした(・x・

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このページは、九石はくねが2006年4月17日 10:13に書いたブログ記事です。

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