電音の海

今月買ったCDについて。
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核p-model/ビストロン
P-MODELの「コア」を用いた、言うなれば平沢進ソロの同位体。風味としては平沢ソロアレンジ「ソーラ・レイ」に近いかも。電子的メロディに平沢のメランコリックでありつつも激しい声が響く。ソーラ・レイとある種同様なアプローチでありつつも全くの別種の音楽。平沢ファンなら。(なんでファミ通レビュー風?)

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Black Dog/Silenced
インテリジェンス・テクノ黎明期のWarpを間違いなく支えていた偉大なるエレクトロニカグループ、BlackDog。当初は3人組だった彼らだが、Warpからのセカンドアルバム「Spanners」リリース後にエド・ハンドリーとアンディ・ターナーが脱退し、彼らはそのまま「Plaid」としてシーンを牽引していく一方、残されたケン・ダウニーはBlackDogをソロプロジェクトとして続行。実は久々に聴いたBlackDogなのですが、良くも悪くも変わらない。微妙にディストーションのかかったようなエキゾチックミュージックはむしろ「Spanners」辺りを彷彿とさせます。変わってないから、安心して聴けるのも事実。相変わらず和めます。

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Alva Noto+坂本龍一/Insen
エレクトロニカアーティスト、AlvaNotoと坂本龍一のコラボ。音楽ファイルのやりとりによって生まれたという作品だが、教授の深遠なピアノメロディに絡みつくチリチリとした電子音。エレクトロニカというより、これそがアンビエントだなぁと思いました。トリノ五輪のフギュアで戦メリを使ってる人が居ましたが、こっちのほうが…静か過ぎてノレないか(笑)なんとも美しく孤高の音楽。

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Suzukizki/Utopia
日本人アーティスト、スズキスキーの作品。なんというか、「数学」を連想させた音楽です。コロコロした感じの曲が多いんですけど、なんか聴いてるうちに図形が連想されちゃうような。全体的にかっちりとしたエレクトロニカ。

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このページは、九石はくねが2006年3月14日 23:37に書いたブログ記事です。

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