コミカ・アーカヰヴ'07Jun#02
■今月期購入漫画、ジャンプ&サンデー&チャンピオン編。
BLEACH#28/久保帯人
一護軍団、虚圏突入。ネルとの出会い、"十刃落ち"ドルドーニとの対峙。ドルドーニは何気にかなり好きなキャラです。なんていうか、最近出番が無いドン観音寺を彷彿とさせて。強そうで強いキャラってのはなんていうか、味気が無いんですが、こういう「弱いと見せかけて実は強い」ってキャラに昔から弱いです。あと、ネルは破面の出来損ないみたいな描写をされてますが、確か「ネル」ってのは「0」を意味する言葉だった筈なので(何語かは忘れました)、今後重要な局面で関わってきそうな感じがします(そうするとノイトラは「新しい三番」って解釈もできますね。つまりドルドーニの番号を剥奪した本人…?まぁこれは邪推ですが)。
テニスの王子様#38/許斐剛
ダブルスを騙った手塚vs千歳のシングルスマッチ、越前vs金太郎のエンドレス一球勝負、そしてデビル赤也。最近のテニプリには珍しく、荒唐無稽な展開が比較的希薄だと思ったこの38巻(って思ってしまう辺り麻痺してんのかなぁ…)。展開自体は普通だけど二つの無我の境地を併用する手塚(才気煥発は決着への球数が読めるっていうけど、「それが何?」って気がする)や赤くなった赤也(肌の色が黒い核鉄も無しに変わるのはどうか?って気がするけど)など、「おいおい」ってネタは相変わらずなんですけどね。蛇足だけど跡部に付き合わされたのか、頭を丸めていた樺地くんがやっぱり可愛いと思いました(笑)
クロスゲーム#8/あだち充
ゆるゆると時期は転じ、星秀、夏の予選へ。青葉を取り巻く恋愛感情など、時折ピリッとする切なさを織り交ぜながら、野球漫画にしては非常にやわらかな展開の野球漫画。これこそがあだち充の骨頂なのかも。逆に言うと水島フリークな私からするとやや野球描写に物足りなさを感じるのだが、野球をサブと考えるとちゃんと面白い漫画です。青葉は何の注釈も無く普通に出場するかと思いきや、ちゃんと現在のルールに則って公式試合には出られないという「筋」を通しているのは流石と思った。なまじ上手い青葉だけに、今後高野連などを巻き込んで女子選手出場などの展開はあるのだろうか。なさそうだけど(笑)
鉄鍋のジャン!R#2/西条真二
相も変わらない爆熱中華料理漫画、待望の第二巻。連載の方も無事第二部として開始し(一説にはヒートアップしすぎの為のクールダウンとしての連載中断という話も)、本戦第一回戦・卵料理対決決着。この「糟蛋」もそうなんですが、こういう見慣れない、聞き慣れない中華料理の奥深さを読めるのがこの作品の真骨頂。やるなぁおやまけいこ。ただ毒づくだけじゃないんだ(笑)(注:文庫版ジャンではかなり辛辣な文章を寄稿したそうだが、私はコミックスで揃えていたので文庫は購入せず)未だに藤田の料理の点数が疑問なんですが(「卵料理」ではないと思う為。前作の豆腐料理におけるジャンの最初の得点と判断基準は同じ)、現在第二部では二回戦、海老対決が続行中。相変わらず目が離せません。