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コミカデヰズJul'10

●さて、相変わらず結構漫画とかがしがし買ってて消費がまるで追い付かない最近。最近凄いと思った作品をいくつか。
▼ジャングルの王者ターちゃん(文庫)
徳弘正也先生は相変わらず凄いと思う。「ぱにぽに」で広く広まった「1ページ毎にオチをつける」という形式を、「シェイプアップ乱」の時代からやっているのだから。で、ターちゃんは短ページ連載の「無印」と通常連載の「新」がある訳ですが、私は断然無印を推す。「新」は面白いには面白いんだけど、バトルが先行してギャグの密度が比較的薄い。一方無印はそれだけに濃い。下ネタとしてはジャンプのギリギリというかほぼアウトなんだけど、それがどうしても面白い。でも、細かい突っ込みだけど、「ジャングルの王者」なのにサバンナが舞台だよね、殆ど。

▼喧嘩商売
木多康昭がまたやってくれたぜ!ある意味バトル漫画の王道的展開のトーナメントですが、此処までやってきた濃厚な展開をそのまま引き継げるとしたら、「餓狼伝」すら超える可能性がある。このボーダレスな「喧嘩」を何処まで引き伸ばせるか。ある意味、此処からが勝負。

▼ドリフターズ
ヒラコー最新作。異世界を舞台にした歴史オールスターゲーム。1巻ではまだ謎だらけですが、それでも今後に充分期待が出来る完成度。相変わらずのヒラコー節全開。「黒王」は一体誰なのか。またナチじゃないでしょうね(笑)

▼リューシカ・リューシカ
安倍吉俊最新作。うちの作品がガンガンONLINEに掲載された際に読んだのですが、こうしてコミックスで読むと更に凄い。「よつばと」としばし比較されるけど、暴走具合はこっちの方が遥かに上。けっこう安倍先生はシリアスの人と思われがちですが、同人とかでやっているギャグはかなりブッ飛んでますからねぃ。気がついたら発売されていた上に欠品で初版を入手できませんでしたが、それでも本夏最高傑作には間違い無い。

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●まぁ、安倍と云えば糞ネタとはファンにとっての常識であるからな。しかしあの後書きの暴走っぷりは流石である。今後もそのまま糞ネタでカッ飛んで欲しいものである。

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