« 踊れるものなら | メイン | 話題が出るほどスパイラル »

福音の破壊

090628eva.jpg
●「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を観てきました。待たされただけあって、かなりの出来(一説にはパチンコを待って公開が遅れたともありますが果たして)。何ていうか、何を書いてもネタバレになってしまうので項を改めて。

090628.jpg
●また観念的な締め方をしたら幾らなんでも、だからな。三度目は無い。


FIGURE魂 新劇場版ヱヴァンゲリヲン(破) マリ

日常・参

■まず、仮設五号機。あの珍妙な機体がどう活躍するのかと思っていましたが、出オチでした(笑)シーンが基本的に暗いので、動きとかがあんまり良く解らなかったのはちょっと残念。あの足はバーニアか何かだと思ってましたが車輪だったんですね。そして新キャラ、マリがいきなり大活躍。CV坂本真綾さんというギャップが凄いですけれど(笑)第三使徒のデザインは「ぼくらの」の鬼頭莫宏氏だけど、同じ理由でハッキリとしたデザインが余り良く解らなかった。DVD待ちかな。
■そして出番が激減すると思われたアスカも姓を「式波」へ変えて登場。第七使徒はソースは旧第六使徒・ガギエルがソースになっているらしいですがまるっきり別物へ。感じとしては旧第九使徒、マトリエルも混ざっている感じ。全体的に、使徒のデザインがかなりいじられており、凝ったデザインのモノが多い。そう考えると、「序」で出た使徒が大幅なリメイクをされなかった一方で対照的。旧第十使徒・サハクィエルもかなりのモデルチェンジがされている。まぁ、サハクィエルのデザインがナニだったのもありますが(笑)
■一転、日常的なほんわかしたシーンが続き、「破」はそういったアットホームなシーンが主軸になるのかと思いきや、一転して参号機の使徒反転シナリオへ突入し、そんな世界が蹂躙される。そして、参号機に乗るのはトウジではなく、アスカ。それを、初号機が討伐する(ゲンドウは参号機を使徒と判断したが、後で出てくる使徒を第九使徒とナンバリングしている以上、参号機は正式に使徒として認識はされなかった模様)。あの凄惨なシーンに童謡を合わせる事で余計に怖くなっている。そして、あの第拾九話、「男の戦い」へシフト。
■ほぼ完成されていた使徒、ゼルエルが更にリメイク。そしてマリ再登場。何の断りも無く弐号機とシンクロするという点は不明瞭だが、或いはカヲルと同じような立ち位置にいるのかも知れない。ビーストモードで、獣性が希薄な弐号機までもが怪物ちっくに。そして、TVシリーズでシンジを導くのが加持だったのだが、今回はそれにマリが加わる。
■このシナリオは元々の完成度が高かった為もあるだろうが、比較的似たような構図が多かった。だが、ここから急展開。一挙に弐十参話「涙」まで包括したかの如き展開になる。綾波ごと、零号機を捕食する第九使徒、そしてそれによりパターンが反転し、セントラルドグマに突入可能となった使徒vs、綾波を助けようと戦うシンジ。今迄のシンジからすると、そのひたむきさはまるで別人。あのシンジに、不覚にも「かっこいい」とすら思ってしまった。
■そしてエンドロールの後、エピローグ。突如登場した六号機。そうして、次作「Q」へ続く。
■次回予告でまた色々と。眼帯アスカとか出てきてちょっと嬉しかった。アスカがあのままでは幾らなんでも救いが無さ過ぎる、と思ってましたので。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://system9.net/blog/mt-tb99.cgi/650

コメントを投稿