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コミカ・アーカヰヴ'07Mar#3

■今月買った(読んだ)漫画、チャンピオン+サンデー編。
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クロスゲーム#7/あだち充
一軍vsプレハブ組再試合・決着。或る者は去り、或る者は残り。私はあだち漫画はほぼこれが初手なんですが、病院で読んだ(と言っても序盤のみ)H2となんとなーく展開が似てますね。なんていうか、スポ根でない所が逆にいいですね(野球漫画フリークの私でも、今現在スポ根が受けないくらい解ります)。かのH2は連載当時、高校球児が憧れる野球漫画で一位を獲得しただけある。そういう風潮じゃないんですね。で、本作も相変わらずゆるゆると流れていく野球…と言うよりは野球青春物語。個人的には女子野球ネタ大好きなので、青葉ちゃんの今後の活躍に期待です(笑)てか今って高校野球、女の子出られるの?と思ったらまだダメみたいね。選手にはなれるのに試合に出られないなんて変なの。(参考記事:「米国人が見た高校野球部「功名が辻」」)まぁ、実際問題として未だに女性は能力的に戦力として数えられないみたいだけど(一時、六大学に女性投手が入って話題になったけど、結局「それなり」にしか活躍できなかったし)。だからこう、もっと、「女の子なのにすげいんだ!」みたいなカタルシスを感じたい。だから今後も読んでいきます。

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無敵看板娘N#3/佐渡川準
一方で激強女の子ギャグ、新シリーズ突入で第三巻。「無敵」鬼丸美輝が織り成す破天荒物語。新キャラ、テッコツ堂店長・吹雪マリ投入という、この作者にしてはかなり早い段階での新キャラ投入(笑)お嬢キャラでありながら、めぐみとは1㍊もかすらないのは凄い(キャラ造形はなかり似てるけど)。勘九郎が「青鮫」と同一人物でありながらも美輝に対する勝率が飛び抜けて異なる葛藤や、相変わらず能天気で可愛いカンナたんなど、そろそろ新シリーズとしての形が整いつつある(というか、実質「第二部」なので、大幅な弄られ方はしてないんだけれども)。しかし私気付いちゃった。24話「どっちの魂ショー」読んでて気付いちゃった。本作での一番のマイ萌えキャラは甲斐このみちゃんだ!三白眼吊り目の女の子なのになんでこんな可愛いんだろう(笑)てか私は昔から妙な嗜好性があるなぁ、糸目属性とか(笑)

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鉄鍋のジャン!R 頂上作戦#1/西条真二
かつてチャンピオンの主力として席巻していた中華料理バトル漫画、「鉄鍋のジャン!」がとうとう新シリーズとして再登場!私ついつい旧作読み返しちゃったよ(笑)六本木ビッグヒルズにて開催中の「ビッグ大谷日堂杯」に、「名無し」を騙り出場した「最強最悪の料理人」秋山醤。海外資本チェーン「十三龍」の日本進出の足掛かりであるという前提の「アウェー対決」の初戦「坦々麺対決」を「秋山の魔法」で彩る。連載の方は第一部完という事でやや残念ながら、このまま消えるわけではなく、6月から第二部連載決定という、前作のファンからするとほっと胸を撫で下ろす報告があったのは救い(というか、私はてっきりチャンピオンRED辺りにプラットフォームを移すものかと思ってた…これでジャンがREDに入ったら購読決定だったのにね(笑))。本作の魅力は一筆するにも多様でちょっと悩んでしまう。まず、主人公・秋山醤の信念「料理は勝負」「勝つ為なら何でもする」という傍若無人たる態度。いわばダークヒーローである。今日び、料理バトル漫画というのはさして珍しくもないのだけれど(根底にはやはり「料理の鉄人」ブームがあったのは確か)、ここまでヒールを嬉々として演じる料理人は後にも先にも醤くらいなもんである。Wikipediaでも語られていたが、本作には「後出し有利」という料理バトル漫画の鉄則が通用しない。現に、前作では先手必勝とばかりに先に料理を出し、相手の料理を台無しにする、若しくは逆に順番が最後になったが故に失敗するというシーンが幾度かあった。また、その醤のヒールっぷりがオーバーヒートし、到底料理漫画とはかけ離れた「悪vs悪」のようなストーリーもあった。ダークヒーローモノは得てしてその倫理観の無い爽快なバトルが売りだが、それを料理漫画でやってしまっているのである。そして、監修がしっかり付いている為に、一般日本人には到底馴染みの無い、中華の驚くべき料理法や調味料、食材など、ある種「異色」とも言えるラインナップにドキドキ出来る。私はこの漫画のお陰で、鍋巴(中華おこげ)やあんかけチャーハンなど、当時それほどメジャーではなかった中華料理にも食指を伸ばしたりしたものです。中華料理の奥深さと、クセのある敵との痛快なバトルの両方を味わえる漫画。「R」になってもその方向性は健在で、出来るだけ早く連載再開を読みたい。

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