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ボクスィノヴェル

けっこう前に読了してたんですが忘れてました(笑)
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刀語 第一話 絶刀・鉋/西尾維新
西尾維新の新境地、トンデモ時代劇そのいち。なんですが…西尾維新フリークの私としてもなんかすごい物足りない。内容が薄いような気がする。まぁそれはまだ導入編だからなのかも知れませんが。奇策士・とがめもヒロインとしてはどうか?って感じがしますし、主人公・鑢七花の「強さ」も今一あやふや。時代モノとしては異色なものもありますが、竹氏の絵はやっぱり時代劇にはそぐわない気がする。まぁ12編完結なのでこれからに期待、かも知れません。四季崎作成の傑作の刀十二本を毎回主題に据える、というのはありがちですが面白いと思いますので(「鉋」という名前の割に比較的平凡な刀だったのはちょっと残念でしたが)今後を楽しみにしておきます。

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DDD 1/奈須きのこ
一方、奈須きのこの贈る現代伝奇物語。実は私ファウストは全号所有しておりますが、この作品は第一話の途中までしか読んでなかった。改めて読んでみるとこれが面白い。入れ替わりトリック、叙述トリックもあり普通に読んでると迷い道に入ってしまったような違和感を感じてしまうが、話自体は非常に面白かった。医療関係者としては「悪魔憑き」を「精神疾患」とカテゴライズする試みはありきたりではあるが、通常の精神疾患の枠を拡大させたこの解釈は非常に興味深い。この先どう展開していくのか?「刀語」のついでに購入したものの、次回発刊の際はこれをメインに据えて読みたいと思った。「この人はやっぱ天才だわ」激しく同意。

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