アリーヴェ・デルチ
さて、先日イーブックオフから入荷メールが来たので早速購入したジョジョ第五部ゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風」。発売当時は3Dのトゥーンシェイディング(っていうのかな)の絵がナニな気がしたので購入を見送ったのですが、先日のエントリにてようつべに上がってたプロモがすごい良かったので探してたのです。結局市内のめぼしいショップでは発見できず、イーブックオフ頼み。で、やってみました。
■声入り-A
ブチャとミスタ、アバッキオの声がかっけー。一方でフーゴとトリッシュがやや大根臭いのがちょっと残念。
■操作性-B
3Dフィールド式アクションなのですが、座標が見た目と上手く一致しないケースが何度かあり。まぁこれは概ね殆どの同タイプゲームにありがちな事ですが。
■ストーリー-C
ゲーム化に当たって、大幅にシナリオがいじられているのが5部ファンとしては残念。まず、冒頭の広瀬康一関連のエピソードは全削除(vsブラック・サバスは康一くん無しで進む)。また、ポルポ自殺から突然ブチャラティ幹部昇進になるので、vsズッケェロ、サーレーは全削除。メインはvs暗殺チームなのですが、メローネ(ベイビィフェイス)のシナリオも削除。ボス裏切り後、vsスクアーロ&ティッツァーノも削除(これに関してはミニドラマで再現されていますが)。ノトーリアスB.I.Gは残ったのに(まぁこれはトリッシュ覚醒の為に削れなかったのでしょうけど)。細部に関してもマニヤにとってはやや物足りなさは残る。一方で、原作を知らない人ではかなり「説明不足なのでは?」というシナリオ運びも散見される。
■グラフィック-B
3Dによる作画ですが、比較的上手くキャラを再現できているのでは。もうちょっとトリッシュを可愛くモデリングして欲しかったですが(笑)
■難易度-C
コンフィグで難易度設定がありますが、「易しい」にしてもアクションポンチの私には難しかったです。
■やりこみ度-A
「ジョジョアビリティ」というポイント制で、「シークレットファクター」(各ステージにおいて特定の行動をする事でゲット出来るポイント)とクリア時のライフ残り数でこれが貯まっていき、その数に応じて様々なおまけ(BGMや3Dフィギュア、ストーリーで省かれたシナリオのドラマ等)が見られるようになる。メインストーリーも各ステージ毎にプレイ可能であり、またアナザーストーリー」として各キャラクタと、原作では無かった対戦が可能。このアナザーストーリーにも残りライフによるアビリティポイントが加算される。やり込み度は高い。
■総合-B
ファミ通風に言えば「原作ファンなら」。やや物足りなさも残るがゲームとしては面白いのではないでしょうか。
まぁ、そんな感じです。長くなるので項を改めて。
☆ステージ毎の感想
■第一話「ブチャラティが来る!1/2」
ジョルノvsブチャラティ。導入編なのでよほど下手しないとクリア可能。ただ、シークレットファクターは1の車内消火器シュートや、2のブチャラティの折れた歯をシュートなんてのは前情報が無いと気付かないと思う…(二つ目の歯は原作ファンなら分かる話なのはいいのですが、所詮「歯」なので気付くか気付かないか微妙な大きさ)
■第二話「ギャング入門」
ジョルノvsブラックサバス。原作通り鳥の影を移動してくるスタンド攻撃がかなり厄介。操作に不慣れだといきなり苦戦します。
■第三話「ブチャラティ幹部」
ナランチャvsホルマジオ。割とシークレットファクタは分かり易いですがエアロスミスの扱いがけっこう難しい。ホルマジオのCVがかなりイイです。なお、ナランチャはこの後ストーリーモードで操作する事はありません。
■第四話「ボスからの第一指令 鍵をゲットせよ!1/2+マン・イン・ザ・ミラーとパープル・ヘイ ズ」
序盤最難関。鏡のイルーゾォvsフーゴ、アバッキオ。「鏡の世界」という事で、鏡の中のキャラは左右反転の操作を強いられる。攻略サイトでは「最終手段はモニタの横に鏡を置き、それを見てプレイ」というアナログでアナクロな攻略法も(笑)シークレットファクターは4-3の「うばっしゃぁぁぁLv3で止め」がちょっと難しい。
■第五話「偉大なる死/フィレンツェ行き超特急」
やっとミスタ操作可能か?と思いきや、ブチャラティvsプロシュート、ペッシ。プロシュート兄貴かっけー。バトル前にぐぐーっとズームインした時の顔がかっちょよすぎる。ペッシが意外と強い。「ブッ殺すと心で思った時には!~」のシーンがフルヴォイスで再現されているのに涙。
■第六話「ヴェネツィアサンタルチア駅/ホワイトアルバム」
ギアッチョ様降臨。そしてようやく登場のミスタ。vsサーレーが再現されてればこんな後釜にならなくて良かったのですが…5-1はシンプルながらランクSをとろうとなるとなかなか難しい。シークレットファクターの転倒弾丸で「根掘り葉掘りって言葉よぉぉぉ」と「ヴェネツィアってよぉぉぉ」がフルヴォイスで再現されててまた涙。さっきのプロ兄のと合わせて、これ買った元は取れたと思う(笑)(注:2495円で購入)5-2はラストのシークレットファクタをキメるのがかなり厄介。タイム制限はないのですが中々チャンスが無い。
■第七話「ボスよりの最終指令/キングクリムゾンの謎」
ブチャラティvsボス。流石ボスだけあって慣れないとそうそうSランクは取れません。強い。
■第八話「フライト・コードなし!サルディニアへ向かえ/ノートリアスB・I・G」
トリッシュvsノトーリアスBIG。攻略法ナシではここまでが限界でした。まぁ8-1は原作通り進めれば出来ますが、ノトーリアスBIGの超反応の秘密に気付かないと瞬殺されます。基本はアナログスティック操作なのですが、8-1はその関係で十字キー操作にしないとキツいです。8-2は攻略法がないと相当キツいですが、方法さえ知ってしまえばS取れました。
■第九話「グリーンデイとオアシス1/2/3」
ミスタvsセッコ、ブチャラティvsセッコ、ジョルノvsチョコラータ。第八話まではなんとかやり込んでSランク取ってきましたが、ここでとりあえずクリアしよう…と断念。チョコラータは余裕でしたがセッコが強すぎる。出現ポイントは一定らしいんですがそれももう覚えられないアルツ脳の私。「よぉ~しよしよしよしよしよし」「ヤッダーバァァァァ」も完全再現(笑)
■第十話「そいつの名はディアボロ/鎮魂歌は静かに奏でられる/王の中の王」
ポルナレフvsディアボロ、ブチャラティvsチャリオッツレイクイエム、ジョルノvsディアボロ。もうクリアだけで精一杯でした(笑)ディアボロは流石に強い。原作通りならGEレクイエムを手に入れたジョルノは余裕で勝っていましたが、何回かやられてようやくクリア。時間がトんでいる最中にスタンド必殺のサソリが普通に撃てる事に気付いたらやっとクリア出来ました。
やり込めば半月は持つだろうゲームですが、とりあえずはクリアでおなかいっぱい。