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漫画ラヰブラリ(揃え)5-2

最近揃えた漫画そのに。

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新世紀エヴァンゲリオン/貞本義行 #9まで
先日書いた10巻に引き続き、1~9巻をこの際揃えてしまいました。アニメとは違い、心理などを克明に描写しうるフォーマットである漫画だけに、キャラの内面をきっちり描写できている為に話に深みがある。そして展開もまったく別とはいかないまでもかなりアナザーストーリという体裁になっている(例:アニメで17体出てきた使徒は、キリストのそれに準えて12体となっている、など)。アニメを全部見ていても楽しめる作品。

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花の慶次/隆 慶一郎・原 哲夫 #18(JC版)まで
ジャンプ最盛期において原哲夫が展開し成功した歴史モノ漫画。現在完全版がリリースされておりますが、私が購入したのは中古でJC版で。それまでの原作品の主人公はケンシロウしかりブルーしかり、クールな男がメインだった訳ですが、本作では「傾奇者」という、諂わず自を通す「自由人」という新しいスタンスの主人公・前田慶次を据える。歴史モというとジャンプの主読者層にはウケそうにもないと思うが、それでも連載はほぼ4年に達した。本筋は「北斗の拳」のように無法者などとのバトルモノでありつつも、バックグラウンドはしっかり史実をなぞることで彼岸の作品ではなく、一本通った完成度となっている。封建社会が幅を利かせる世界に於いて、権力を、武力を、そして死すらも意に介さない一本気な男、前田慶次。この作品のテーマでもあるのだろうが、スケールの大きい男はなにをやっても華になるものである。

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シャーマンキング/武井宏之 #32まで
打ち切りのショックから、途中で購入を止めてしまっていたマンキンコミックス、とうとう揃えました。ストーリや展開のさせ方は非常に良かったのですが、いかんせん蘇生能力が出てからの話がグダグダに…いあ、蘇生能力は否定しないんですが、特に十司祭とのバトル辺りでいとも簡単に死んでしまったりする関係で話が…まぁ、きっちり連載が続いたところであれだけの巫力差があるハオにどう立ち向かえるのかとかはあると思いますが。作品中でもあからさまにキャラが指摘しておりましたが、力の数値化は作品の寿命を縮めますね。しかし打ち切りで終わってしまうにはやはり残念な作品。というか消化不良ですね。

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