漫画ラヰブラリ(揃え)5-1
人間、お金があるといろいろ買い揃えたくなるものです。という事で、最近買い揃えた漫画を。
アイシールド21/稲垣 理一郎,・村田 雄介 18巻まで
ジャンプにて好評連載中、アニメにもなっているアメフト漫画(噂ではこれが引き金になってアメフト人気も出ているらしい)。「ヒカルの碁」に続くストーリー賞モノ第二弾なのですが、最近までちょっと手を出してませんでした。理由はやはり絵ですかねぇ。なんか雑然としててちょっととっつきにくかったです。しかし改めて読んでみると、「雑然」ではなく「描き込まれている」ことを再認識。ストーリ担当者がいるだけあってシナリオもいい。作中のヒル魔のように読者をいいように誘導しつつも斜め上を抜けていく。爽快な裏切り方をされるのでサッパリします。そして、「アメフト」という日本人に馴染みの無いスポーツを、登場人物と一緒に覚えていくという「一体感」があるのもいい。その為に感情移入が容易なのも人気の一つと見る。個性豊かなクセの多いキャラが大量に出てきますが、どれも憎めない。キャラがこれだけ「生きている」のは成功している理由の一つであることは間違いないです。18冊という一挙購入にも関わらず、読破が全く苦にならなかった。
RozenMaiden/PEACH-PIT 6巻まで
某大臣が読んでいたという事でちょっとした話題にもなったゴスロリ系漫画。というか私にとって引き金はそこではなく、先ずアニメOP(トロイメントの方ね)曲の「聖少女領域/ALI Project」を非常に気に入り、ちょいとアニメのOPを見てみたところ無性に読みたくなったのでした(OPだけなので本編はノータッチ)。表紙などから、緻密な描き込みを予想してましたが思ったよりラフな絵なんですね。個人的には翠星石が好きですねやっぱり(笑)毒キャラですけど。そして思ったより「抜く」展開が多かったのも吃驚。もうちょっとギチギチしたゴシックな話だと思ってました。でもこれはこれでっ。ていうかジュンの先生の仕打ち。あれぁひねくれても仕方ねいですなぁ。良かれと思ってやってんだろーけど。うちは不登校までは行かなかったけどシンパシー受けるなぁ。
黒鷺死体宅配便/山崎 峰水・大塚 英志 5巻まで
大塚作品は「サイコ」が初の邂逅だった訳ですが、この作品もドギツいタイトルからちょっと気になっていた。最初はもうちょっと直球のホラーを想像してました。内容としては、イタコ、チャネラー、ダウザー、死体修復師などなどが、「死体の願望」を叶えるといった一話完結の話。「死」というのは避けられない終着点でありながら、大抵の人は忌避するテーマ。忌避しないまでも面と向かって対するテーマではない。ところが、「死」を取り巻く商売のなんと多いことか。それを改めて認識させられる。無論この作品はエンタテインメントであり、前述したような眉唾モノのスキルも出てくるのだが、それが極端に幅を利かせるほど主張はしない(まぁ解決の殆どはそういうスキルによるものだけど)。こういう「タブー」のテーマを作れるのは凄いと思う。ただ、現在は実際にあったかどうか疑問視されている「南京大虐殺」や、それに伴う靖国参拝など、ちょっと認識が「?」という点もありました。
在庫がたまっちゃってるので続き。