地獄の沙汰も音次第
■ゲーム作成にかまけてたらエントリ消失してたので穴埋め穴埋め。
●地獄まで持っていくCDを10枚チョイスせよ
ふと浮かんだテーマ。ついでなので真面目に考えてみる。
1)YMO「Technodelic」
最初に浮かんだ。YMO史上に残る傑作。これを選ばない理由は無い。「灯/Light in darkness」は私のYMOフェイバリット。これ、今のミニマルに慣れた輩にも充分通用する。とてもじゃないけど’80sのCDじゃない。
2)ヤプーズ「Dadada ism」
私の崇敬する戸川純女史の発表作でも最高傑作ではなかろうか。「HYS」も捨てがたいけど完成度からしたらこっちが数段上。何度聴いても鳥肌が立つ。
3)Aphex Twin「Richard D James Album」
近代エレクトロニカの金字塔とも言うべき一枚。ドリルンベースもかくや、と言うべきほのぼのドリル。テクノ好きを評してこれを聴かないのはモグリとすら断言出来る。
4)Zabadak「Zabadak」
厳密にはアナログアルバムの二枚組みなのだが、私はこの一枚で完全に締め落とされた。上野洋子の最盛期とも云える一枚。
5)The Orb「Orbus Terrarum」
M2の美しさといったらもう!OrbのCDはブートまでは網羅してませんが、オリジナルならこの一枚は外せない。AphexTwinとほぼ同時に私をテクノの甘美へ突き落とした一枚なのだから。
6)たま「きゃべつ」
次候補は「さんだる」なのだが(と言うより、柳原在籍時のアルバムに外れは無い)、全体的な構成からしたらこの一枚がちょっと抜きん出るかな、と。「こわれた」はたま史上に燦然と輝く名曲。
7)畑亜貴「棺桶島」
今でこそ「晴れハレユカイ」「もってけ!セーラー服」などで作詞家として名を馳せる畑女史だが、本来の弱破滅系の彼女を蔑ろにする事は赦されない。この畑ワールドは一度嵌ったら抜けられない。
8)Ken Ishii「Jerry Tones」
冒頭を飾るM1「Extra」だけで代金の元は取ったようなもの。今のイシイさんはこの頃の輝きを取り戻して欲しい、と切に願うのは私だけだろうか。
9)Mouse on Mars「idiology」
これ程音を遊び尽くした一枚があろうか。私はこの一枚でMouseOnMarsのリリースを全て網羅しようと思うに至った。
10)Autechre「Confield」
エレクトロニカを語るにつけて避けられない命題、「オウテカ」。この無軌道でありつつも魂に訴えかけるビートは何だ!?「GantzGraf」も確かに名盤だが、それはDVDあってこそ。故に、私はこの一枚を選ぶ。
勢いで書いてみたけど何人着いて来れるやら。