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無敵悪バキRun・疵面

またも今月購入の漫画。てか今月新刊買うもの多すぎっ。

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無敵看板娘#16
チャンピオンで連載中のギャグ漫画もとうとう16巻。いい話あり、破天荒な話あり、純粋なお笑いあり。この人のセンスはやっぱり凄い。これだけ少ない主要人物でローテーションが壊れないのも凄い。個人的に今回は技名の話で大爆笑。ゴボウ抜き怖ぇ!あと、後書きの綺麗なおねいさんはおかみさんの昔姿!?うはー…これなら美輝ちゃんが可愛いのも頷けるなぁ…

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アクメツ#17
日本の腐った社会構造を作った張本人を、正に身体を張った戦いで成敗していくダークヒーロー譚、クライマックス。次巻で完結だそうです。少し前から「アクメツ」とい「モノ」についての伏線回収に入り、とうとうラストミッション。この痛快さはシビレるものの、やはりチャンピオンというプラットフォームだからこそ為し得た作品だと思います。ラストはどうなるのかなー。今から楽しみです。

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バキ#31(完)
現代の格闘漫画の最高峰「グラップラー刃牙」に続く物語「バキ」、とうとう完結。ただ、ストーリー的にはけっこう肩透かしの連続だった気がします。無論「格闘」なんてものは筋書き通りにいくわけもないので当然といえば当然なのですが…「グラップラー刃牙」が「現在→過去→現在」というタイムテーブルだったのに続けて、「→未来」としたのがこの「バキ」だった訳で、「過去」において圧倒的だった父・勇次郎とのギャップを「埋める」為だけのストーリーだったような感じもします。鳴り物入りだった死刑囚も、中国拳法も、天才ボクサー二世も、結局そのステップでしかなかった訳で。現在チャンピオンでは、「バキ」最終章「範馬刃牙」が連載中。果たしてこの地上最高の親子喧嘩をどう締め括るか。

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SteelBallRun#7
巨匠・荒木飛呂彦の贈る、JOJO第七部にしてパラレルワールド。莫大な賞金の懸かったアメリカ大陸横断レースが、荒木先生にかかるとここまで予測不能の物語になる。JOJO第三部~ストーンオーシャン迄における「スタンド能力」というものを一段階進め(もしくは後退させ)、スタンドバトルというより、特殊能力による駆け引きという妙味に昇華させている。そして主人公、ジャイロの行く先を導く「聖人の遺体」とは結局「何か」?全く予断を許さない方に疾走するレース。プラットフォームが月刊誌になり、やや刊行ペースが落ちたものの、それでも毎号楽しみにする価値のある作品。

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バキ外伝 疵面(スカーフェイス)#2
前述の「バキ」に於いて、数々の魅力的なキャラが登場するものの、その中でひときわ輝くキャラクタ、「喧嘩師」花山薫を主人公に据えた外伝。ヤクザの組長。神の与えた握力。疵だらけの姿。異彩を放つ背中の刺青。そんなどう考えても「ヒール」でありながら、懐の広さを訥々と描き表す。正に「漢(おとこ)」の物語。本編に於いて、暴走族の特攻隊長どころか、現職の警官ですら「憧れる」と表現する「漢」の姿が、ここにある。

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