MUSIK:musikdiary

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28Jun02(Fri)

○じつはこないだ新しいMP3を作ったんですけど、出来がいまいちなのでアップしてません。アイディアはまだあるので、明日か明後日あたりいくつか作ってみようかな。

○いつも利用してるテクノ通販ページからCDが届く。4枚。主にHMVAmazonで長い間待たなければならないものを取り寄せてもらったんです。このページは個人運営なので、無論前述の大きな音楽通販ページよりも高くつきます。じゃあなぜここを利用したかというと、私の場合貧乏な時はとことん貧乏なので、仮に発送されてもお金が払えず返品になってしまう可能性があるために大きなサイトを避けたんです。このページなら、都合のいい時に発送してもらえますしね。いつもありがとうございます、竹澤さん。では感想を。

oval「94diskont」

一応ovalの日本盤はすべて所有してるのですけど、日本盤の出てないものが無性に聴きたくなり注文。じつは日本盤のなかに「IsoFablic」というのがあるのですけど、じつはこのアルバム、この「94diskont」ともう一枚の初期アルバム「Systemisch」からのセレクションアルバムだったんです。これは「IsoFablic」の日本版のライナーの内容忘れてた私が全面的に悪うござんした。もうひとつ、何故「Systemisch」ではなく「94diskont」を選んだかというと、EleKing7号の音響特集に載ってる解説に、JimO'Rouke、MouseOnMarsなどのリミックスが収録されてるという文章があったため。さっき読み返してみたらそれは「アナログ盤には〜」の接頭語がついてました。これについても私の読解力のなさ(?)が全面的に悪いのです。更に、HMVになかったためこのアルバムを注文したにもかかわらずAmazonなら4〜14日で配達してくれたという真実。アルバムタイトルの「94」が抜けてたので気付かなかったんです…ややとほほながらも真っ先にぱそのドライヴにかけると、まず驚いたのが最初のトラック、「do while」の24:04というべらぼうな収録時間。私は、ovalはどちらかというと短めのトラックしか聴いたことがないので度肝を抜かれました。しかしいざ聴き始めると、これがすごいの。音響ミニマル。もうほんっとうにミニマル。キラキラとした音と、oval特有のほわほわした音が絡み合ってじわじわとうねりながら少しずつ、本当に少しずつ変容していく様にはもっていかれました。日本盤の「IsoFablic」持ってるけどこのアルバム持ってないovalファンに一言言いたい。このアルバムは買いです!「IsoFablic」の入ってる「do while」はショートヴァージョンです。本当の「do while」はこのアルバムでしか体験できません!この1曲のためだけに買う価値はあります。というか、冒頭でこれだけすごい必殺技食らってしまったがために、他の曲についてはあんまり覚えてないんです(笑)完全にお気に入りの一枚になりました。これからしばらくはこれをチルアウトCDとします。

F.X.Randomiz「Goflex」

MouseOnMarsのJan.ST.Wernerが師と仰ぐF.X.Randomizの、今現在唯一のアルバム。du(Jan.ST.WernerとF.X.Randomizのユニットで、徳間ジャパンコミュニケーションから日本版のマキシCDが発売中)よりはややデジタルですけど、それでもどこか有機的な感触を受ける音響、というかなんか私にはパズルのピースを撒いたように感じた一枚。duはあくまで環境的なアプローチに感じられたのですけど、こちらはポップな味付けもなされています。なかなかに味のあるアルバムです。なお、F.X.Randomizは数枚のアナログシングルをリリースしてますけど、近々MouseOnMarsのレーベル、Sonig(徳間の日本盤のライナーなどでは「ソニグ」と書かれてますけど、ドイツ語なら「ゾーニッヒ」じゃないのかなぁ?それとも「ソニグ」が正しいのかなぁ?情報求む)からアルバムがリリースされるとの噂。最近Sonig近辺を積極的にリリースしてる徳間さんのこと、もしかしたら日本盤リリースされるかもね。

AUROBINDO「INVOLUTION」

これもEleKing7号の音響特集で知ったアルバム。2人組みのユニットなんですけど、一人は今はなきポスト・ロック、および音響系のSeefeel、そして後に生まれたScalaのメンバー、DarenSeymour。もう一人は私のリスペクトするアーティストの一人、LocustやScalaのMarkVanHoen。こんな垂涎もののユニット見つけて我慢できるわけないじゃないですか。で、聴いてみましたが、まさに実験音響劇場。中にはミニマルすぎてまったく変化がわからないようなトラックも。音は、ユニットにしてはめずらしいほど、まさに中間を行ってます。SeefeelとLocustを足して丁度2で割った音と感じました。おもしろいアルバムです(いや、興味深いという意味で)。

The Orb「Pomme Fritz」

これも同じくEleKing7号で興味を持ったのですけど、音響特集ではなくサイケデリック特集の方。Orbital参加のOrbのブートが入手できなくなってしまってがっくりしてたんですけど、OrblivionとCydoniaでちょっとOrbに失望してたので(OrbvsTerrarvmが傑作すぎたため)、Orbはもういいやと、最近出たArexPatersonのレーベルの2枚組コンピも買わなかったのですけど(Orbの未公開音源も収録されてたのです)、そういえばPommeFritzはSunElectric参加だったっけ、ということで懲りずに興味が湧いて購入。これがOrbのメジャーデビューアルバムだったんですねー。で、聴いてみたんですけど、やっぱりArex以下Orbの面々は音楽の実験をすることで我々リスナーで遊んでるのでは?と思ってしまった次第です。Orbは基本的にトランス、アンビエント、ダブを織り交ぜたカーネルを持っていると思う私なのですけど、私の聴いたアルバムはすべて肌触りががらりと違うんですよ。「OrbvsTerrarvm」ではシリアスでかっこいいOrb、「Orblivion」ではスカしたOrb、「Cydonia」では歌謡曲Orb。更にはYMOのリミックスCDでは怖いOrb、と。そしてこの「PommeFritz」では陽気な、無邪気なOrbです。サンプリングしまくりの音楽はおもちゃ箱の中身みたいですし、ラストトラックではチープなメロディで和んでる最中に大きな音でびっくりさせてきたり。Arex曰く、「メジャーデビュー作なので好きなことが出来た」とのことだけど、こう好き勝手やってなおこれだけ面白くていい音楽が作れるのだから、やはりOrbは凄いのです。またArexは、「今はもうそんなに好きなことも出来なくなってきている。あれこれ言う人が増えてきてるから」とも発言してます(注:1996年のインタヴューにおいて)。「Orblivion」や「Cydonia」に対して、メジャー2作目の「OrbvsTerrarvm」ほど私が好意を抱けないのはやはりその辺があるのでしょうか。はい、つまり、よかったです。「PommeFritz」。でも、上記のインタヴューをしたテクノ系ライターの三田格さんみたいにこのアルバムで爆笑はしませんでしたよ。それはやはり、AphexTwinをはじめとするRephlex勢ばかり聴いてきて、そういったユーモアすら真面目に許容してしまうような鈍さが生まれてしまったのでしょうか。私もまだまだです。

○これとは別に、HMVにも注文してあります。テクノ4枚に、あずまんが大王キャラクターマキシの大阪も混じってます(笑)テクノのほうは、以前「死んでも買う!」と発言したMicrostoriaのリミックス盤とLithops、それとSonigのコンピ、更にはBeatRecordsのページで興味を持ち、OOPS!のレビューで「狂ったエイフェックス・ツイン」と評されてたために購入を決意したRom=Pariのそれぞれ日本盤。どうやら私の好みは、第1次テクノハマり期にAphexTwin、第2次にovalに出会ってしまったために完全に決定してしまったようです。あずまんが大王の方は、ちよちゃんと榊さんの2枚はおおむね好評なんですけど(榊さんは原作でも歌が上手いという設定だったしね)、大阪は声はかわいいんだけど歌はどうかという不安がややつきまとってます。それに、キャラマキシは今後智と神楽が発売予定なんですけど、原作で歌が下手という設定のよみはAmazonの発売予定にありません。この辺は原作とセールスの板ばさみになった企業の悲哀が感じられます。それともまだ先のことなのかな?下手すればゆかり先生とにゃもちゃんのも出しかねない勢いなので。あと、いきなりまたテクノに戻りますけど、System7とDerrikMayのコラボレイトCDが明日出ますね(BeatRecords発売の日本盤は。海外ではまだです)。かなり欲しかったりします。

そうそう、お給料日に1枚買ったの忘れてました。

Underworld「Everything,Everything」

ジャンプのストーンオーシャンに新しく出てきた敵、ヴェルサスのスタンドの名前がアンダー・ワールドだったので、ListenJapanOOPS!、ネットショップでいろいろ見てたんですけど、このライヴ盤がやたら評価高いんです。個人的には「second toughest in the infants」や「born slippy,NUXX」はめちゃくちゃ好きなんですけど「dubnobasswithmyheadman」があまり好きではないのでしばらくUnderworldは買う予定はありませんでした。しかし、お給料握り締めて行ったショップの中古コーナーに日本盤のこれが置いてあったので購入。聴いてみて、Underworldを見直しました。よかったです。セレクトはファーストからサードまでまんべんなく。Darenのヴォーカルも演奏もとにかくエネルギッシュ。かなりノれます。サードアルバムは聴いたことないんですけど、ちょっと買いたくなりました。でもやっぱり特に好きな曲は「second toughest in the infants」や「born slippy,NUXX」からの曲なんですよねぇ。まぁこの辺は、私をふたたびテクノへと引きずり込んだのが「born slippy,NUXX」だったので許してください。こうなるとDVDのほうも欲しくなるといった寸法です。ただ、このライヴアルバム以降、UnderworldからDJのDarenEmersonが消えます。脱退したんです。Underworld成り上がりの象徴でもあったDarenの抜けた後のUnderworldは果たしてどうなるのでしょう。2人になった後での日本でのライヴは賛否両論が巻き起こったそうですけど。

12Jun02(Wed)

○今日はいろんなファイルをWAVに変換して遊んでました。いや、どんなファイルもWAVに変換するっていうツールを以前DLしてたので。つか単にヘッダをWAVのものにすり替えるだけらしいんですけど。よく「ゲームCDをCDプレイヤーにかけると危険」と言われてますので、変換したものはまずWAV編集ツールで開いて波形を見ます。うーん、やっぱりみんな波高がめいっぱいまでありますねー。なので聞くのはヴォリュームを編集して下げてからです。最初にPSDファイルをコンバートしたんですけど(いや、サイズ的にちょうどよさげだったので)なんかチェーンソーで木を切ってるような音がえんえんと続きます。ほかのPSDも変換してみましたが大差なし。こんどはTIF画像をコンバートしてみましたがやや違いますね。なので、ファイル形式内では音に大差はないけど、ファイル形式が違えば音も違ってくるかも!ということで、一つの画像を可能な限り多種のファイル形式にコンバートして、それをすべてWAVに変換してみました。うーん、これだけいろいろあるのにおおまかに分けると4種類くらいしかないですねー、音は。いちばん多いのがチェーンソー音みたいなので、JPGやGIF、PNGなどの圧縮形式はテレビの砂嵐みたいな音です。残る二つですけど、まずはEPS。これはビープ音みたいなのがえんえんと続きます。元画像の大きさのため8分以上のトラックになってしまいましたが、3〜4分くらいに収まるようにファイルサイズを調節すれば面白いものが出来るかも。で、最後の一つがFPX。これは他とはあきらかに違い、鑑賞に耐えます。面白かったのでMP3に追加してみました。他にもムービーファイルやMP3、テキストなども試してみました。AVIは元ファイルの音声にちょこちょこノイズが入るといったものに。その他のムービーやMP3、Flashなどは砂嵐でした。テキストのは中々に面白そうですけど、WAVはファイルサイズ=音声の長さなので、既存のテキストでは1分にもなりません。たとえば3分の音声にするとしたら30M程度のファイルサイズが必要。30Mもテキストになにかけっちゅーの。

○テクノというものの定義はよくなされることですけど、とりあえず私なりの(かなり偏った)定義を。

1:テクノとはその実験精神、探究心を指すもので、機材などには左右されない。
つまり、最新のデジタル機材を使ってても既存の雛型を真似ただけのものはテクノではなく、ライヒなどはアコースティックな器材を用いていてもテクノである。
2:テクノとは踊るためにあるのではなく聴くためにあるものである。
つまり、踊るためのものはダンスミュージック。
3:テクノは技術的や構成的などといった専門的、とっつきにくい理論の上に評価されてはいけない。
つまり、音にしろ旋律にしろ、直感的に「おもしろい」と思えればいいのである。聴き込んで良さが分かるものはあってもよいが、専門的知識がなければ良さが分からないものはだめ。

Listページの評価はすべてこのような私なりの概念上に成り立っています。だから基本的に踊るためのものは低評価。

○また数枚買い込んできてる私。ほんとにどうにかならないでしょうか。

Tortoise「Remixed」

私はTortoiseのことはまったく知らないんですけど、リミキサー陣がよさげなので購入。つか、MarkusPopp(oval)とLukeVibert(WagonChrist)が入ってるだけで買いです。時期的な関係かDram'n'bass系のミックスが多いですねー。Lukeもそうです。LukeにはPlugではなくWagonChristとしてのミックスをしてほしかったです…AphexTwinのVentolinやKenIshiiのExtraのリミックスは絶品なんですから。Markusのもまぁまぁだったかな。というか、このCDいちばんのヒットが日本再発盤オンリーのボーナストラック、Autechreのリミックスだったというのがなんとも。解説見ると原曲に忠実なリミックスだっていうけど、Autechre味出まくり。最近私の中でAutechreの評価が急上昇してることにもありますかね。

Fan Club Orchestra「Sun Papa and the Fan Club Orchestra Vol.1&Vol.2」

最近レーベルはRephlexとSonigを中心に買い込んでる私なので、Sonigからの日本盤のこれも買ってしまいました。これはゲームボーイのシーケンスソフト、ナノループを用いたトラック集だそうで。最初はテクノポップみたいなのを想像してたんですけど、かなり音色豊か。でも即興に近い製作のためかあんまり均整はとれてない気が。どちらかというとこれも音響系の作品でしょうかね。なかなかいいのもありますけど中にはちょっと耳障りなものも。解説で「音楽に初めて触れるお子様にもおすすめ」って書いてあるけどそうは思いません(笑)確かに難易度は低いですけどね。それはともかく、これを含めて徳間さんはなかなかツボをおさえたテクノアーティストのCDを続々と日本盤で出してるのに、ウェブサイトではそういうもののコーナーはありません。なんかねー、日本の人気アーティストばっかり取り上げてるの。つかウェブ軽視してません?見に行ってもテクノ好きな人にとって得るものはないのでリンクは貼りません。テクノコーナーが出来たらリンク貼りますよ。

Geodezik「Twinkle」

以前Webでチェキした日本人アーティストのひとつ。セカンドとサードが売ってましたけど安かったサードを購入(涙)これはテクノポップ寄りのテクノですねー。とてもわかりやすく、聴いてて楽しくなるアルバム。シリアスあり、ポップあり。コラージュ少々。これはオススメです。

06Jun02(Thu)

○前回更新から5つのMP3をアップしました。私の場合メロディとか作る技能がないので現在は単純に「自分の好きな音作り」でやってます。うは、なんかRichardみたいでかっこいい(笑)ってのは冗談で、本当に私が楽しむだけのために作ってるので他の人には面白くないかも。聴いた人は、私はこういう音が好きなんだな、って認識してくれるだけでいいです。

○アクセス解析をつけたことはWordsにも書きましたが、前回書いたオールアバウトジャパンさんからもぼちぼちと巡回者がいらっしゃってる模様。そろそろYMOページの書いてないところ埋めようかな。でもDVDやVHSは更新しながら鑑賞ができないのでまとまった時間が出来た時にしますー。そうそう、オールアバウトジャパンさんに出てたYMOサイトを巡回したんですけど、たいがいの音源をゲットしたと思ってた私にも見逃しがあったことが発覚。「YENBOX」です。これ、要するにYENレーベルのレア音源を集めたボックスセットで、ふたつ出てるんですけど、それぞれYMOレア音源が収録されてたことが発覚。まずYENBOXのVol.1ですが、ボーナスディスクに数トラック収録。インストヴァージョンやCFヴァージョンが入ってるらしいです。そしてさらに重要なのがVol.2。こちらに至ってはYMOオンリーのディスク収録。しかも内容はさまざまな曲のインストヴァージョン多数に、Propagandaのスタジオ音源まで!サイトの名前にしてるくらいPropagandaが好きなので居ても立ってもいられずネット上を探し回りましたが収穫なし。ヤフオクではふたつセットが出品されてましたが初期設定額6万円。確かに定価が各25000円ですし、限定モノなのでいたしかたなしか。でも私登録料払ってないのでヤフオク参加できず。というか落札しても払えませんよ6万なんて。このYENBOXに関してはいきつけのショップに置いてあったのですがさすがにもうなかったです。そういえばYENBOXが発売しますよーっていうDMも来てたっけ。あぁばかばか私のばか。でも停滞してたYMO音源コレクトに新たな目標ができました。なんとかしてゲットしたいです。

○んでまた何枚か買ってきてます。

boards of canada「music has the right to children」

最近ニューアルバムの日本盤リリースと同時にリリースされたboards of canadaのファーストの日本盤です。なんかやたらと評価がいいので試し買い。boards of canadaの音自体に触れるのは初めてじゃないんですけどね。以前買ったMiraCalixのシングルにリミックス参加してましたから。けっこう何度も聴いたCDなんですけど、それは私が通して聴かないうちにチルアウト用のCDとしてかけてたから。だから後半の曲はほとんど印象になかったです(笑)音としてはやさしい音。構造的にはかなり作りこまれてます。でも、基本的にはおだやかなリスニング用って感じです。耳の肥えたリスナーには脅威のアルバムかもしれませんけど私みたいに感じるままにテクノを聴くリスナーにとってはちょっと物足りないかな。変な音好きという面でもやや物足りなさ。それゆえチルアウト用としてはいいものですけどね。前述のように後半の印象がないってことはおだやかな眠りに誘ってくれてるってことですしね。なお、日本盤は初回限定として、「PeelSessions」がついてきます。私が利用してるテクノ専門通販ページの方に教えてもらったんですけど、これはイギリスのBBCで放送されてる音楽番組「ジョン・ピール・ショウ」のスタジオライヴ音源だそうです。そういえば遥か昔に買ったOrbitalのPeelSession日本盤の解説に書いてあった気もしますが忘却の彼方。他にもBlackDog、Autechre、MiraCalixなどの同番組のライヴ音源がWarpからCD化されてます(日本盤ではBlackDog、Autechreにboards of canadaを加えた3枚のPeelSessionsを1枚にまとめた独自企画盤が出てたはず)。で、話を戻しますけど、このboards of canadaのPeelSessions収録の2曲目、HappyCyclingは超名曲だということで方々で「必聴!」と言われてるんですけど、私的にはそうでもなかったなぁ。そういえば、テクノの後輩ymdくんとTelトークしてたときに、このboards of canadaの日本盤2枚は最近の中では大ヒットと言ってました。違いの分かる人にはいいアルバムみたいですね。私もRichieHawtinの時みたいに何度も聴けば良さが解るかな?

bogdan raczynski「boku mo wakaran」

amazon.co.jpでレーベル検索してた時に(hmv.co.jpはレーベル検索できないので不便です)、なにげにRephlexで検索したら出てきたbogdan raczynski。数曲試聴してみたら私好みの変な音でのドリルンベース。なので興味を持って購入。タイトル通り日本びいきのようで、裏ジャケには「注意 このCDには27曲が入ってんだぜ!気を付けろうか」と日本語で殴り書き。ろうか?それはおいといて、さっそく聴いてみる。あの、26トラックしかありませんけど…(しかもすべてタイトルなし)しかし聴き始めると怒涛のように押し寄せる変態音のドラムンベース!さらにところどころにサンプリングされてる、日本のTV番組からと思われる日本語!アニメとおぼしおきものから時代劇とおぼしきものまで。いくらなんでも元ネタわかんないです(あ、ものまね大賞の予告っぽいものはわかりました)。私ラグナのBGM消してこのCD聴いてたんですけど、サンプリングのニセ中国人ぽい喋りの日本語で「このヤキブタおいしいねぇ」って言われた時に吹き出してしまいました。これはわかっててやってるのか?で、本筋の音楽なんですけど、確かに私好みの曲です。でも、バラエティに富んでるとはいえここまで怒涛のように押し寄せてくるとさすがに最後の方は疲れてきます。R作りなんかで数曲混ぜると効果抜群かもしれませんが1枚まるまるだとちょっと…って感じです。ふと表ジャケを見る。右上に小さく「ボクも分からん!」と、タイトルを日本語で書いてあります。あなたにわかんないものが私にわかるわけないでしょッ!

DMX Krew「Sound of the street」

こないだ保護したセカンドアルバム「Ffressshh!」がよかったので買ってきたファースト。無論Sonyからの日本盤。セカンドはなつかしい音で、テクノポップっぽいことやってたので私的に非常に高評価だったんですけど、このファーストは全体的にヴォーカルをフィーチャーしたなつメロテクノって感じです。何度も書いてますけど私は基本的にヴォーカルテクノは好きじゃないのでこれもそんなに好きじゃないなぁ。ヴォーカルがなかったらもちっと評価は上がったかもしれませんね。余談ですけど、一時Sonyから集中発売されたRephlex日本盤(Rephlexのレーベルカラーの緑を基調にしたジャケのもの)の解説の紙には、今は亡きねこぢる先生のイラストが載ってます。もちろんそれぞれのアーティストをモチーフにしたものですよ。これがかなり可愛いです。でもRichardの顔はやっぱり怖いのです(笑)

DMX Krew「NU ROMANTIX + 17 WAYS TO BREAK MY HEART」

ファーストが個人的にいまいち、セカンドが個人的に好き、ってことで、じゃあサードはどうか?ということで買ってきました。またも日本盤。しかも日本独自企画盤のようです。聴いてみるとやはりというか全面にヴォーカルをフィーチャーしたテクノ…ポップ?解説によるとニューロマンティックという昔流行した歌モノテクノの再現?みたいなことを書いてました。DMXは懐古主義というか後ろ向き人生というか…ニューロマンティックといえば一人だけアーティスト知ってますけどね。テイ・トウワと組んでたあの人。吉本のあの人。「今田はナウロマンティ〜ック♪」って歌ってたあの人(笑)最初の方の記述を見れば気に入ったかどうかなんてわかりますよね?ダメでした…

DREXCIYA「Neptune's Lair」

謎多きアーティストの多いテクノ界でも特に謎の存在として有名な(なんか矛盾してる気が…)DREXCIYA。これは引退撤回作だそうです。レーベルがTresorだったので硬派なダンスチューンかと思いきやうねうねと押し寄せる変な音。これでチルアウトしたら間違いなく悪夢見ます。曲自体は飽きさせない構成なんですけどこれも曲数多すぎ。違う意味でちょっと飽きます。ポップなテクノ(テクノポップに非ず)の合間にはさんで聞くと良さが引き立つかも。でも、このDREXCIYAを聴きたくなった理由は、「クラフトワークのパクリ」と酷評され、Warpで最も売れなかったという話の、DREXCIYAの変名のElectroidに興味をもったからなんですよね。こんどは素直にElectroidのほうを探してみます。

Mouse on Mars「actionist respoke」

さて始まりました、私の気に入ったアーティストの集中アーティスト買い。まずはMOMの傑作アルバム「idiology」のトップを飾る曲にしてこのアルバムの目玉、actionist respokeのシングルです。解説が見たくて日本盤買ったのに解説なしでしょんぼり。でも徳間さんから出てるMOM関係者の日本盤リストがあって、またほしいものが増えてしまいました。JanのソロユニットLithopsのアルバムとmicrostoriaのリミックスアルバムは絶対買う!死んでも買う!そういえばmicrostoriaって日本盤解説では「ミクロストリア」って書かれてますけど、Markus曰く「マイクロストリア」が正しいみたいですね。私も最初は「マイクロストリア」って読んでたのでやっぱり正しかったんだ。話が大幅に脱線しました。で、収録はactionist respoke(のショートヴァージョン?)、actionist respokeの別ヴァージョン、そしてHerbertとのコラボレイト作品の3曲。個人的に別ヴァージョンがオリジナル並に好きです。音響ちっくな音鳴りまくりなノリノリ曲。いやそれはオリジナルもそうなんですけどね。で、このマキシそれだけじゃないんです。なんとCDエクストラでactionist respokeのプロモMPEGも収録!…actionist respokeってこういうイメージだったのかぁ…こうなるとAphexTwinのDonkeyRhubarbやKenIshiiのExtraのプロモがいかに出来がいいかって実感しますねー。

Mouse on Mars「niun niggung」

そして2番目に新しいアルバム。もちろん日本盤。いや実は私が主にMOMのCD買うショップになぜかこのアルバムだけなかったものですから通販で買ったんですよ。今作では生楽器が大幅にフィーチャーされてますねー。1曲目で「おいおいこれ本当にMOM?」ってやや期待を裏切られた感じになりましたが、すかさず2曲目でMOMらしい音響ちっくな音でのポップな曲を披露してくれてほっとしたものです。でも全体的に落ち着いた曲が多いですね。これも一時期チルアウトCDにしてました。これからMOMを聴く人には、落ち着いたメロディアスなのを聴きたいならこの「niun niggung」、ノリノリなのを聴きたい人には「idiology」をオススメします。

Mouse on Mars「vulvaland」

さらにファーストまで買ってしまう私。でもこのころは「これぞMOM!」っていう強烈さがないですねー。ふつうかな。毎度のことですけど新しいテクノCD買ったらます1回聴いて、そうしてMP3にするんですね、私。後日好きな曲だけ集めたCDを焼くために気に入った曲だけWavのまま残しておくんですけど、このCDの曲の中でなんかやたらと音にズレや飛びが生じてるトラックがあったんです。そのズレや飛びがすごくいい感じに曲を演出してて、このCDを最初に聴いた時にはあんまり印象のないCDだなぁって思ってたのですけど「このころのMOMもけっこうやるじゃん」って思ったんですね。でもCDを直接聴きなおしてみたら単なる抜き出しミスでしたとさ(笑)そのズレ飛びファイルは削除しちゃいましたけど、ちょっと惜しかったかも…それともう一つ言いたいことがあるんですけど、このCDのほかにKinesthesiaのCDやOrbの「Orblivion」もそうだったんですけど、ラストトラックがジャケットの表示トラックの倍以上あって、長い無音のあとにシークレットトラックが始まるってやつ、あれやめてほしいなぁ。確かに1回聴くだけならいいかもしれませんけどね、私みたいにえんえんとリピートで聴くのが好きな人にはなんか時間をムダにしてる気持ちにさせます。

V.A「PacificState」

なんか海外のレーベルがアジアのテクノアーティストの特集コンピを作ろうとしたら日本人アーティストオンリーになっちゃったっていうコンピの日本盤。日本人アーティストで、未聴だけど聴いてみたいアーティストがけっこういるので、個別にアルバム買うよりはいいかなっていう軽い気持ちで買いました。でもなんていうか、みんな面白みに欠けるトラックばっかり。クオリティは確かに高いんですけど…でも、一番の目当てだったWebはよかったです!他にはSubvoiceやサワサキさんがよかったなぁ。しかも意表をついて私の尊敬する人の中の一人、細野晴臣様も変名使って参加。ハリーまだ現役ですよ。もう還暦過ぎたんだっけ?胸キュンのときに40台後半だったと思うんだけど…話は変わりますがこのコンピの目玉は何と言っても100Pのブックレット!日本盤では勿論ぜんぶ和訳してあります(注釈つき)。いままで良く知らなかったアーティストのことがよくわかりました。っていうか卓球とサワサキさん浮きすぎ(写真が)。

大正九年「KYU-BOX」

OOPS!のテクノ/ハウスアーティストの中にあった、妙に印象に残った日本語名のアーティスト。ショップに行ったら日本人テクノの棚においてありました。買おうかどうか悩んだ挙句買わずに会計を済ませ、なにげに見た中古CDのところにさっき新品で置いてあったCDとおなじのがあったのです。しかも安かったので購入。まず女性だったというところでびっくり。聴いてみると、音楽はテクノポップっぽいのですけど、かわいい声とおもしろい詩でたちまち好きになりました。これはテクノとしてじゃなくて、J-POPとしてお気に入りです。どうやらこれは4枚目のアルバムならびにメジャーデビュー作だそうで。こんどインディーズのも買ってみようかな。

○そうそう、よく知らないアーティストの情報が知りたいならListen Japanさんで検索かけてみましょう。いろいろ勉強になります。よっぽどマイナーなアーティストじゃなければひっかかるんじゃないかな。

22May02(Wed)

○えー、一ヶ月以上もほったらかしですいません。特に理由はないです。さぼってただけです。というか、ラグナと日記更新したらもう時間がないので後回し後回しにしてたんですけど。

○更新さぼってたらメールが来ました。オールアバウトジャパンさんからです。私はここのことあまりよく知らないのですけど、いわゆる大きな情報サイトみたいですね。「当サイトでは、さまざまなジャンルの専門家が、260以上の分野におけるテーマのサイト編集長(ガイド)となり、興味深いと判断したサイトにリンクを張らせていただいて、ユーザーの方々にご紹介するというサービスを提供しております。」(メールからのコピペ)メールを読んでみたら、テクノポップのページの「おすすめリンク集」に登録するとのこと!うは、なんと。ジャンルにはYMOもあるので、たぶんYMOページがあったからでしょうね。まぁ、YMOの音源コレクションにはかなり自信持ってますしね。でも私、テクノポップで好きなのYMOと808Stateくらいなんだけどなぁ(笑)EMOにいさまとは違ってクラフトワークとか興味ないですし。Musikdiaryでは現在進行形のテクノを追いかけてきたつもりなのでやや複雑です。うれしいですけどね。でも、YMOファンの方が飛んできて、トップ見たらどういう気持ちになるんだろう(笑)近いうちにMusikページにもBBS設置予定なので、ちょっと反応が楽しみだったり。

○で、更新さぼってる間に大量にCD買ってしまったですよ。

KINESTHESIA「EMPATHY BOX」

いきつけのショップにはすでに廃盤になったRephlexのやつの日本版がけっこう置いてあるんですけど、必死で探してるCylobはないんです。と思ったら、Cylobの変名であるKinesthesiaの日本盤がありました。Cylobの初期音源だそうで、なんかとりとめがないですねー。いまいちかなぁ。音は面白いんですけどね。

DMX KREW「Ffressshh!」

これもRephlex日本版。某サイトでは廃盤ということでプレミアついてますけど、無論定価で購入。さすが地方。DMXKrewは2枚あったんですけど、なにげにこっちを購入。うぁ、これいいですよ!面白くてチープな音、ダンサブルで懐かしい。YMOとかファミコンの音が好きな人にはいいかな?お給料入ったらもう一枚も買おうっと。

VULVA「BIRDWATCH」

もいっちょRephlex日本盤。VULVAって訳すとちょっと危険(笑)これはきれいな音楽ですねー。Rephlexはこの時点でRichard関係、DMXKrew、Cylob/Kinesthesia、Squarepusher、Sam&Valleyを聴いたんですけど、およそRephlexらしからぬ綺麗な音です(笑)それゆえインパクトはちょっと低いかな。

Broadcast「Work and Non Work」

これは日本盤ですけど元はWarp。なんかアオリが興味深かったので買ったら歌モノでした。いつも書いてますけど歌モノはあんまり好きじゃないのでこれもちょっと…でした。

MOUSE ON MARS「idiology」

で、先日買った「AGIT ITTER IT IT」がかなり良かったので買ってきました、フルアルバム。それも「AGIT ITTER IT IT」のライナーでさかんに傑作ともてはやされてたのをチョイス。いやは、これめちゃくちゃイイです!1トラック目の「actionist respoke」はハマります。こういうヴォーカルの使い方は好きです。ダンサブルあり、ゆったりあり。音もいわゆる音響系に分類される音なので好き♪このアルバムで決定的にMOUSE ON MARSにハマってしまいまして、実家の時分の部屋でこのCDばっかり聴いてました。

du「transformation 19 mal einfach hergestellter komplizierter musik in 6 mal kompliziert hergestellte einfache musik」

うは、長いタイトル(汗)これはMOUSE ON MARSのJan ST. Wernerと、その師匠格のF.X.Randomizによるユニットのシングル。CD化されたのは日本だけだそうで。いわゆる音響系ですね。Panasonicやoval、microstoriaよりもアナログっぽい感じです。まぁ、作り方がまずJanが楽器で演奏した音楽をCD-Rにして、それを元にRandomizがいじくったというのですから納得。でも徳間さん、こういうのの日本盤出すのは大歓迎なんですけど、シングルならもうちょっと値段下げてくれるとうれしいなぁ…事実上シングルサイズのCDで1500円はちょっと高いですよ。

tagomago「asap」

前から聴きたかったTagomagoのCDが売ってたので、欲しかったのとは違いましたが購入。ちなみに日本人アーティストで、Syzygy→Transonicと渡り歩いてます(確か)。以前、Ele-Kingのレビューで「暗い」って書かれてた気がするんですけど、そういうの期待して買ったら全然違うのね。明るいです。でもHappy系ってわけではなくて、ヨコタススムさんの方面っぽい、さっぱりした明るさです。でも、ちょっとインパクト薄いかなぁ。

Autechre「INCUNABURA」

すいません、おもいっきり時代を逆行してます。今をときめくWarpの花形、AutechreのWarpからのデビューアルバムです。この当時、コンピ「Artificial Intelligence」を発端として、Warpはいわゆる「インテリジェンス・テクノ」という、踊るテクノから聴くテクノへ、という一つのムーブメントを起こし、前述のコンピに参加したアーティストを中心としてアルバムリリースを増やしました。そして「Artificial Intelligence Series」としてリリースされた面子は、PolygonWindow(=AphexTwin)、BlackDogProduction(=TheBlackDog)、SpeedyJ、FUSE(=RichieHawtin)などなど。その中に、ポストAphexTwinとまで言われたこのAutechreもいました。そしてこのときリリースされたのがこの「Incunabura」なんですけど、私はPolygonWindow、BlackDogProduction、SpeedyJ、FUSEは日本盤で買いましたが、このアルバムは買いませんでした。それにはふたつ理由がありまして、一つ目は「Artificial Intelligence」に収録されてた曲がそれほど好みじゃなかったこと、もう一つはそれ以上に重要なんですけど、私先に「TriRepetae」というアルバムを購入してたんですね。これは「Incunabura」より後のアルバムで、方向的には現在のAutechreに近い、かなり音響っぽいテイストのあるアルバムなんです。当時はこういう音があまり好きじゃなかったので、結局「Incunabura」の購入は見送ったんです。当時Autechreは、他に「BasscadetEP」も購入してまして、これ実は「Incunabura」からのシングルカットなんですけど、リミックスがメインの上にDesignersRepublicのデザインにありがちな、曲のタイトルがわかりづらいものであったためリミックスとオリジナルミックスの区別ができなくて、さらにとどめにリミキサーに音響系のSeefeelが参加してるなんてこともあって、このEPにしてもあんまり気に入らなかったんです。で、時は流れて現在、先日書きましたけど「AntiEP」が良かったので、ちょっと「Incunabura」を聴いてみたくなって購入。そうしたら…いいじゃないですか、これ。あいかわらず最近のAutechreはあまり好きじゃないんですけど、この当時のは流れがやわらかでいい感じです。

MOUSE ON MARS「INSTLUMENTALS」

上記の通りすっかりハマってしまったMOUSE ON MARS。ショップに行っても日本盤がいっぱいあるので迷ってしまい、なにげなくこれをチョイス。これ、「idiology」に比べるとかなりおだやかな曲ばかりです。ともすればmicrostoriaっぽいかな?とも思いましたがちょっとポップな味付けがされてるのでやはりMOUSE ON MARSらしさを醸し出してます。ovalやmicrostoriaといっしょのセレクトで聴くといいかも。

BOCHUM WELT「MODULE 2 + DESKTOP ROBOTICS」

前述のDMXやVULVAを購入したショップとは別のショップでまたもRephlex日本盤を発見、保護。どうなってるんだ静岡。これは日本独自企画盤で、2枚のシングルを合わせたCDです。なんともRephlexらしいチープで変な音です。クラフトワークフォロワーみたいなことライナーに書いてありますけど、クラフトワークってこんな感じだったっけ?でもこれいいかも。

VIBERT/SIMMONS「WEIRS」

これもBOCHUM WELTと同じショップで保護したRephlex日本盤。VibertってのはまぎれもなくLukeVibert、つまりWagonChrist/Plugです。このアルバムはWagonChristのサンプラーを使いまくった傑作アルバム「ThrobbingPouch」(今はなきRisingHighからのリリース)より以前、まだLukeがサンプラーを手に入れてない頃のものなので、かなり電子音楽してます。一方のSimmonsというのはJelemySimmonsという人らしいのですがよくわかりません。なんか宇宙っぽい曲が多い気がします。

Wechsel Garland「LIBERATION VON HISTORY」

昔、某サイトの解説から興味をもってチェックしてたアーティストだったのですけど、ショップにいったら置いてあったので購入。つか、ここのショップのポップでWunderと同一人物だということを知る。なので、Wunderと同じくメロディアスで綺麗な音楽です。テクノというよりは映画のサントラみたい…

MOUSE ON MARS「autoditacker」

MOUSE ON MARS4枚目です。これは通算3枚目の(日本盤は初の)アルバムです。あいかわらずちょっぴりノイジーな音でノリノリです(笑)やっぱり私はINSTLUMENTALSよりも、こういう曲をMOUSE ON MARSに望んでるんだなぁと実感。日本盤にはボーナストラックとして、シングル「Cache Coeur Naif」より2曲入ってます。タイトル曲「Cache Coeur Naif」はボーカルものなんですけど、やっぱりあんまり好きじゃないなぁ。

cylob「cylobian sunset」

某サイトにてこのCDの日本盤を注文したんですけど、在庫切れということで輸入盤に切り替えました。日本盤にはシングルの曲も収録されてる独自企画盤なのですこし残念。まぁ、最初に注文した日本盤はプレミアついてたので、少し安くはなりましたけどね。で、このCD、ネットショップでサンプル聴いて、好みの曲っぽかったので血眼で捜してたのです。で、感想はと言うと、これです!これなんです!「Mood Bells」「EMPATHY BOX」ときて、やっと私の求めてるCylobの曲にありつけた感じです。これぞRephlex、っていうチープで変な音!テクノポップっぽいメロディ!AphexTwinが好きな人には絶対に薦められるCDです。まさにポストAphexTwinですね、この人は。

Mira Calix「Pin Skeeling」

どうやらこの人は女性らしいです。ジャケもなんかかわいいです。でもそれと比較してめちゃくちゃシブい音です。これもアンビエントかなぁ?シングルということで、4曲収録中オリジナルミックスは2曲だけなので、これだけでイメージを固めてしまうのは考え物ですけど。初期のAutechreっぽいかなぁ。

ovuca「wasted sunday」

これもRephlex。最近私が贔屓にしてるレーベルはRephlexとSonigですねー。Rephlexっぽい珍妙な音の曲が続きます。22曲も(笑)やっぱりこういうのはRichardの好みなんでしょうか。AphexTwin好きな人はRephlexのCD買いまくってみては?

V.A「PINK ME UP A SABRETTES COMPILATION」

これはAndyWeatherallのレーベルのコンピです。全体的にちょっとずれたダンスミュージックが揃ってますね。PyrexDetoxの曲がけっこう好みです。

BOLA「FYUTI」

なんか某サイトで興味深い解説が書いてあったので購入。これを出したSKAMというレーベルはなんか人気が高くて、なおかつプレスが少ないのでレアだとか。所属アーティストには変名を使ってAutechreがいたり。というかこのレーベル、Autechreのレーベルだっけ?でもなんか無難な曲ばかりで面白みに欠ける気がしました。そう感じてしまったのはRephlexばっかり聴いてたから?

Mr.Children「It's a Wonderful World」

テクノばかり18枚も連ねて最後にミスチルですか(笑)なにげにショップに行ったら発売日だったので購入。実は目的は「youthful days」だけでした。ミスチルのアルバムはこれ含めて3枚所持してるのですけど、ミスチルってどうにもシングル曲以外がぱっとしないものですから。「ボレロ」はいい曲ばかりでしたけどね。というわけで、目的の曲以外はあんまり期待しないで聴いてましたけど、思ったよりも他の曲も良かったです。「ファスナー」が好き。中にはアントニオ猪木さんの引退時のスピーチ(?)をまるまるサンプリングしてある曲もあったり(笑)

○最近DTM始めました。といっても、譜面が書けないのでまだリミックスばかりしてるんですけどね。私の持ってるリミックスというもののイメージは、「曲を解体して別物に作り変える」というものなので、出来上がった音楽はすべて原曲が判別できないくらいに噛み砕かれてます(笑)まだハード上の問題でWAVファイルへの変換ができないのですけど、変換ができるようになったらもっといじくりまわしたいですね。目指せ日本の偽者oval!(笑)いずれMP3でダウンロードできるようにしたいなぁ。

10Apr02(Wed)

○先週病院に行った時に2枚CD買ってたのですけど、他のページの更新に時間がかかってたのでここなかなか更新できませんでした。それではそのCDの感想を。

MOUSE ON MARS「AGIT ITTER IT IT」

MOUSE ON MARSは前回更新分に書いてあるmicrostoriaのメンバーであるJan ST. Wernerのいるユニットです。前から気にはなっていたのですけど、ショップにいくたびに忘れていままで未聴だったんです。今回何気にショップにいったらジャケが気に入ってアーティスト見たらMOUSE ON MARSだったのです。これはマキシということですが8曲入りの日本盤なので1800円という、アルバム・シングルどっちつかずのお値段。まぁフルアルバム買って失敗したと思うよりこのくらいのほうがダメージも少なかろうと思い購入。聴いてみると…いいじゃないですか!ovalばっかり気にかかってMOUSE ON MARSにはあまり意識が行ってなかったんですけど、これはいいですよ!音的にはovalと方向的には同じなんですけど、かなりメロディアスでポップです。中にはovalっぽい音でドラムンベースやってるような曲もあったりして楽しませてくれます(それでもAphexTwinの「YellowCalx」とはちょっと違うんですよねぇ)。こんどショップ行ったらフルアルバム買いますよ。

Tatsuhiko Asano「Genny Haniver」

日本人テクノアーティストの棚で目に入ったCD。「音響とかラウンジとか癒し系等のカテゴライズを超越したインストゥルメンタルの調べ」というアオリで購入。聞いてみた感じでは今風のテクノポップって感じですね。何度か聞いてる割には印象の少ない音楽です。それはつまり癒し系の体現かもしれませんが。でもよく聴くとなかなかに面白い曲もあったりします。それでも「テクノ」よりは「テクノポップ」が好きな人向けですかね。

で、ここの更新さぼってる間にamazon.co.jpからCDが届いてしまいました。

AFX「Analogue Bubblebath 3」

AphexTwinの「ON remix」が入手できなかったため、現在CDで入手可能だったRichardの音源のうち最後の入手可能アイテムだった本作。シングルにしては値段が高いなぁと思ってましたが13曲入りでした。いい意味でだまされました。なにせ「Analogue Bubblebath 4」は6曲入りでしたからね。しかし音源的にはかなり古いものらしく、イメージ的には「Digeridoo」あたりをイメージしてくれればよろしいかと。「〜4」よりは普遍的なリチャードに感じました。

HERBERT「BODILY FUNCTIONS」

引っ張り出してきて見たEle-Kingに特集が組んであったので購入。歌モノです。これは…テクノなのだろうか…?とてもエレガントな曲ばっかりです。

The Black Dog「Peel Session」

KenのソロになったBlackDogのマキシ。この「Peel Session」というタイトルのCDは他にOrbital、Plaid、Autechreなどが出してますが、どうやらいずれもラジオ番組のライブ音源をCD化したものらしいです。聴いてみると「MusicForAdverts」からの曲もありますね。古きよき時代のBlackDog、って感じです。どこかオリエンタルな香りのする。がんばってるじゃないですか、Ken。今年BlackDogのニューアルバムが出るそうなのでかなり興味をそそられてます。

Autechre「Anti EP」

かなり有名な、イギリスのダンスミュージック取締り法案に抵抗して出されたと言うシングル。ここ数年ののソリッドな感じのするAutechreに比べると、かなりダンサブルでなめらかな音です。Autechreはかなりリスペクトされてる割には私はあまり好きではないんですけど、これはかなり好きです。

RIOU「EXHIBITION OF THE SAMPLES」

日本でテクノがブームになってた頃、KenIshiiさんや田中フミヤさんがテクノ界のアイドルだった頃に海外デビューを果たした日本人アーティスト、RIOUさんのアルバム。当時Ele-Kingでもニュースとして取り上げられてたので興味を持ってデビューCDシングル「to-to」を買ってきて聴いたのですけど、これがなかなか私好みのエクスペリメンタルでインダストリアルな音だったのです。どれくらい気に入ってたかというと、昔渋谷のシスコテクノ店に行った時買ったアナログ3枚の内訳がUNTITLEDのコンピ、Wagon Christ、そしてこのRIOUだったというあたりで分かってもらえるはず。そして一時期テクノ熱が下がって、ふたたびテクノCDを買い漁るようになって、なにげにネットショップで検索してみたらヒットしたので購入。「to-to」よりは実験的ではないですけど、それでもこのインダストリアルな響きはいいですね。ジャケもかっこいい♪

PANASONIC「KULMA」

Ele-Kingの音響特集でピックアップしたアーティストのひとつ。ovalやMOUSE ON MARS、gelに比べると浮き沈みの少ない、あくまで穏やかな音響作品。古い言い方ですけど、これこそがチルアウトミュージックではないでしょうかね。じっくり聴くよりは、本とか読んでるバックにBGMとして流す方がいいかも。

speedy J「a shocking hobby」

去年いつのまにか出てたJochemのニューアルバム。個人的には「Public Energy No.1」みたいなのを期待してたんですけど、どちらかというと私があまり好きじゃない「G Spot」っぽいかな。激しいところもありますが基本は穏やか。

V.A.「NIGHTMARES FROM ROTTERDAM-THE U.S. EDITION」

実は最近Gabbaがものすごく聴きたかったのですけど、ブームが過ぎてしまった後ではなかなか見つからず、ようやく見つけたのがこのコンピ。私が唯一知ってるGabbaのアーティスト、Euromastersも入ってます。こういう音が割れてしまうほどのビートは好きなのでこれも好き♪というか、Gabbaは単一アーティストでもコンピでも、1枚持ってればいいやと思ってたのでこれ1枚でおなかいっぱいです。私がGabba好きになったのはプレステ用レースゲーム、「RidgeRacer」のBGM、「RotterdamNation」が根本なんですよ。当時はGabbaは、発信元のレコード会社、「RotterdamRecords」から取って「RotterdamTechno」って呼ばれてたんですよねー。

はふぅ。一気に10枚分感想書いたので疲れました。昨日まではMOUSE ON MARSを延々と聴いてたのですけど、明日からはRIOUとBlackDogを中心に聴いていきたいです。

01Apr02(Mon)

○先日hmv.co.jpからCDが届きました♪

microstoria「model3,step2」

microstoriaとはovalとMOUSE ON MARSのJan ST. Wernerのユニットです。ovalが大好きなので買いました。というか、microstoriaのファースト「INIT DING」はもってますけどね。でも、どちらかというと物静かなmicrostoriaよりは奔放なovalに惹かれていったのです。でも、サイトの購入者の感想で、ovalの「ovalprocess」を越えた!みたいな感想が書いてあったので、そして日本盤が出てるということでライナーが読んでみたくて買ったんです。聴いてみた感想としては、ovalよりは静かですけど「INIT DING」よりはoval寄りな感じを受けました。私はMOUSE ON MARSの曲は聴いたことがないのでJanの個性が出てるのかは知りませんけど。とりあえず、音響系への入門にはmicrostoriaはいいかも。

つボイノリオ「あっ超ー」

なんでいきなりこんなのが混じってくるかな(笑)以前出たばっかりのときにも買いたかったのですけどその当時はお金がなくて。私はいままでMP3でしか聴いたことなかったので実はけっこう楽しみにしてました。しかし、「金太」や「お万」のような曲ばかりを期待して買うとちょっと…って感じですね。私の聴いたことある曲の中では「吉田松陰物語」が入ってませんね。でも全体的にコミックソングっぽいのが多くて楽しいです。個人的には「名古屋はええよ!やっとかめ」が好き♪さすが山本正之さん製作です。このCD、楽しめますが人には薦められません(笑)

25Mar02(Mon)

○お給料が出たのでまたCDを買いに行く。今回は目的のCDとかはなく、なんとなくで買いました。

audio active「RETURN of the Red I」

じつはまだ未聴だったaudio active。リミックスとかはけっこう聴いてるのにね。激しいそうなので期待してましたがそうでもないかも。もっとおなかにズンズンくるような音圧を期待してたんですけどね。じつは同時に読んでたジャンプのため半分くらい聴こえてませんでした。あとでまたじっくり聴いてみますけど。

mark van hoen「playing with time」

このマーク・ヴァン・ホーエンってのは、要するにLocustの人です(こう書くのってなんか変な感じ。私が最初に聴いた時は、LocustはMarkのソロだったのにね)。「MorningLight」では歌モノへと変貌してしまったLocustですけど、このMarkのソロは主にインストです。このアルバム、めちゃくちゃいいです!ライナーの佐々木さんはこのアルバムの音を「ノスタルジィ」と表現してますけど、私に言わせればこのアルバムは「夢の音楽」ですね。心地よい眠りのバックに流れてそうな音楽。Locustとしてのセカンドアルバム、「Truth is Born of Arguments」は、夢と表現できるにはできますけど、どっちかていうと「悪夢」って感じが色濃かった気がする、どこか尖った、角張った感じの音でしたけど、「MorningLight」やこのアルバムはとってもやわらかな音です。なにもせずにぼーっとしてるような時に、このCDかけたいですね。

Mr.Children「1996-2000」

中古で売ってたので購入。売ってなくても新品で買いそうでしたけどね。このアルバムに入ってる曲の詞を資料として使いたかったので。さて、内容はというと、タイトル通り1996年から2000年までのミスチルのベスト。シングル曲+αです。通称「骨」。もう好きな曲ばっかり♪正直、「肉」の方はそれほどまだ好きじゃない頃のミスチルなので購入予定はなし。ミスチルといえば、最近では「Antique」で使われてた曲が大好きなんですけど、このままでは自粛してたシングル買いをしてしまいそうです(あ、「君が好き」ではない方です)。

今日行ったショップはテクノにかなり力を入れてて、ほしいものがあくさんあります。廃盤の国内盤CDなんてのもふつうに新品で置いてあったりします。でも、海外のアーティストの国内盤でいま聴きたいのあんまりないですし、あっても置いてないので、しばらくこのショップでは日本人アーティストをメインに買おうとしましょう。日本のテクノはわりと私好みなのが多いです。いまはブンブンサテライツ、Co-Fusionなんか聴いてみたいですね。どっちもリミックスは聴いたことあるんですけど、オリジナルは未聴なんですよ。

それと、amazon.co.jphmv.co.jpでCDを注文。はやく届かないかなぁ。

19Mar02(Tue)

○レヴォに本を作る必要がなくなったので、今月のお給料が出たらリストアップしてたCDを買おう!と思いました。なので、更なるリストアップ作業。いまリストアップしてるCDはすべてhmv.co.jpで見たものだったので、こんどはamazon.co.jpで。しかし、hmv.co.jpに比べて見るとこっちのほうが安いです。なので先日リストアップしたものの中の半分くらいはこっちで注文します。その後は、以前書いたEle-Kingの音響特集に載ってたアーティストの中から、興味を持ったのをピックアップして検索。だいぶ前の本なので半分はひっかかりませんでしたけど、半分はありました。なので、発送の早めのものを中心にピックアップ。楽しいな♪で、2サイトでピックアップしたCDの総数は21枚。まぁいっぺんに注文はしませんので。唯一の仮名のアーティストが「つぼイノリオ」です(笑)異彩を放ってます。

16Mar02(Sat)

○以前テクノCDの殆どをMP3にしたのですが、その後買ったCDを今日MP3にしました。総数17枚。それに加え、こないだの時は気に入らないということでMP3にしなかったChemicalやOrbのCYDONIAなど、またTechnoじゃないためMP3にしなかったReichやEnoなんかも今回は加えました。Reichとかは技法の違いだけで、方向性はTechnoと同根ですしね。そうそう、もちろんタグも全部につけてますよ。やっぱりこれが時間かかりますねー。今まではmp3infpでシェル拡張してファイルのプロパティから打ち込んでたのですけど、なんかめんどうなので、一括で変換できるのないかなーと窓の杜を探し、SuperTagEditorを発見、DLし使ってみる。うあ、これいいです!使いやすい♪アーティスト名とアルバム名は一括で入力できます。でも、私はMP3作る際に、ファイル名は曲名の頭に二桁の番号をふるんです。曲順管理のために。mp3infpでもSuperTagEditorのファイル名→タイトル名変換でもタイトルの頭の数字を手作業で削除しなきゃいけないのがめんどいです…バッチ処理とかあるのないかなぁ…

09Mar02(Sat)

hmv.co.jpで注文したCDは水曜に届いてました。とりあえず全部聴き終わってからかなと思ってたので。

KARAFUTO「Karafuto Presents Individual Orchestra」

待ちに待ってたKARAFUTOのアルバム。しかも発売元はKi/oonですって!まさかメジャーからのリリースとはつゆ知らず。内容は、んー、HOODLUMっぽいですねー。というか、アキヲさん抜きのHOODLUMみたいな感じ。アキヲさんと言えば、TARHEELの曲を集めたCDとか出ないのかなぁ。欲しいです。個人的にKARAFUTOには「10inch works」みたいなのを希望してたんですけどねぇ…

808State「ex:el」

ミニアルバム「Cubic/Orympic/Pacific」が好きだったので購入。いや、Pacificが収録されてるアルバム「90」は持ってたんですけど、Cubic、Olympicの入ってるこのアルバムは未所持だったんです。「90」以降の808はあまり好きではなかったので、「90」以前のこのアルバム購入とあいなりました。でも「NEWBUILD」に比べるとやっぱりかなりポップです。うあ、こういうの大好き♪ハウスとかテクノポップとか敬遠してるくせにこういうの好きなんです…

Cylob「Mood Bells」

ショップをさんざん回っても発見できなかったので最新のものをネット注文。というか、この他にアルバムは「Cylobian Sunset」しかなかったのですけど、そっちはドイツ盤で、高かったのでこっちにしました。「Cylobian Sunset」のサンプル聴いてみて、なかなかに私好みな曲だったので期待してたのですが…このアルバム、タイトルの通り鐘の音を全体にフィーチャーしたかなり音響ちっくなアンビエントです。CD的にはかなり好きなんですけど、私が求めてたのはもっとポップな曲だったのです…そうなると他のアルバムが聴きたくなるのですが、どれも高いんです…えうぅ。

上野洋子「Puzzle」

元Zabadakの上野さんのソロアルバム。やっぱりというか、日本語詞の曲はありません。というか何語でもないです。内容的には「VOICE」と似たような感じかしら。でもやっぱり上野さんの声はいいなぁ。でも、やっぱりZabadak時代のような、かわいらしい日本語詞の曲がまた聴きたいです…

Plaid「Rest Proof Clockwork」

「DoubleFigure」ですっかりハマってしまったPlaid。やっぱりというか、アルバムで未所持のものは注文してました。で、このアルバムですが、いい意味でも悪い意味でもPlaidの音楽です。好き♪

Plaid「Trainer」

で、もう一枚…というかこれは2枚組みなんですけどPlaidです。こっちは昔のBlackDogのときの、シングルや変名の曲、未公開音源などを集めたCDなのですね。「Rest〜」に比べるとかなりバリエーションに富んだ内容。でもそれは必ずしも好きというわけではなく。

○で、昨日は街でショップを渡り歩いてました。目的はGabbaのコンピ。avexでもceでもいいからないかなぁとか思ってたけどないですねー。ああいうコンピって代わり映えしないかと思ってたらそうでもないんですね。今はパラパラとトランスばっかり。はぁ。トランスの格も落ちてしまった気が。avexとかceのコマーシャルなテクノの扱い方って好きじゃないんです。しかもトランスって、私の第1次テクノ好き好き時代に流行ってたんだから、一般受けするにはやっぱりかなり時間がかかるみたいですねー。で、結局目的のものはなく、なにげに1枚買ったきり。

Alec Empire「interrigence and sacrifice」

EleKingのエクスペリメンタルのカテゴリーに名前があったので目をつけてました。なにげに日本盤がおいてあったので購入。2枚組みです。で、聴いてみる。…1枚目はなんていうか、HMというかロックというか、って感じです。そこはかとなくGabbaやノイズも香りますが、ヴォーカルが全曲についてるのでそっちにばかり意識がいってしまいます。うーん、想像してたのとはちょっと違ってました。で、2枚目は全編インストで、こっちはけっこうエクスペリメンタル。あ、こっちは好きです。こういうのもっと聴きたいなー。

04Mar02(Mon)

○先日注文したCDが今日発送されたそうです。とりあえず発送が発注から6日以内のものだけを注文したので、到着予定は今日のはずでした。しかし、注文した中で、KARAFUTOの「shadow」が廃盤ということで、それで手間取ってたようです。廃盤というのはめちゃくちゃ残念ですが仕方ありませんね。あのあとTagomagoのCDなども買いたいリストに入れましたが、買えるのはしばらく先になりそうです。これからお金貯めなきゃいけないので(涙)

02Mar02(Sat)

○どんな人でも、自分のお気に入りのものは崇高のもの、って思いたがりますよね。一時期、私もテクノは至高で崇高なもの、という考えを持ってたのです。確かにテクノって慣れるまで、良さがわかるまでけっこう時間がかかります。でも、決して敷居の高いものではないんですよ。それがたとえ最もとっつきにくいアンビエントでも。音楽なんかで、「なんでいいのか」「どこがいいのか」なんて考えながら聴いてしまう方、多いと思います。これが勝手に敷居を高くしてしまってるんですよ。そういう点で、わかりやすい音楽の上、メッセージが日本語でわかりやすいJ-POPに親しみが湧いてしまうんですよね。その点、テクノみたいなインストものってのは音楽自体がとっつきにくいことが多い上に、ダイレクトなメッセージがないため親しみが湧きにくいのかも知れません。でも、それは「聴こう」と思ってしまうからだと思うのです。みなさん、ゲームの音楽をどう聴きます?というか、大半の方はゲーム自体がメインで、その音楽はただそこにあるだけ、ゲーム自体の味付け程度にしか感じてないでしょう。でもそれがミソなんです。たとえば、LVNSやKeyの作品なんかはその音楽も非常に好評ですが、仮にゲームなしで音楽だけをぽんと与えられたらどうでしょう?ゲームやってるときに感動した曲でも、ゲームというキーが排除された時に、同じように感動できるでしょうか?たぶん、答えはNOです。中には音楽から入ったというプレイヤーさんもいるかとは思いますけど、たとえそのとき最初に触れた音楽の方が良かったとしても、ゲームをやったあと(そして、そのゲームがすごくよかった場合)に改めて聴き返した場合の感じ方は絶対に違うと思うのです。結局、J-POPと同様、ゲームのグラフィックやシナリオという「キー」がその音楽にも付与されて、相乗効果を生むのだと思います。つまり、音楽というのは結局脇役でしかないのです。ゲームなんかしてて、「いい音楽だなぁ」と思っていても、意識はゲーム本体のほうに向いてますよね?そう、ゲーム音楽ってのは絶対不可欠な味付けではありますけど、サウンドトラックにでもならない限り主役にはなれないのです(もちろん、このサウンドトラックだって、ゲーム本編を経験済みだったら音楽が主役になることはできません)そこで話を戻します。テクノなどのインスト曲は、そう聴くべきだと思うのです。つまり、主食ではなくあくまで味付けとして。どういうことかというと、何かをしながら聴く、BGMとして使うべきなのだと思うのですよ。いや、これはあくまで初心者向けの聴き方ですけど。慣れてくれば、良さが解ってくれば、もちろん主食にできます。しかしここで重要なのが「なんでいいのか」「どこがいいのか」なんて考えながら聴かないこと。あくまで流すように、感じるままに聴くのです。「理由は分からないけどいい」「理由はわからないけど嫌い」それでいいんです。いい理由、嫌いな理由なんてものを考えるのは野暮です。私はピカソの絵が好きで、特にシュルレアリスム時代の絵が特に好きなのですが、なんで好きなのかは未だにわかりません。強いて言えば、強い「インパクト」を受けた絵が好きなんですね。私、美術をまともに勉強したことがないので、抽象画の方法論とかなんて全く知りませんから。そういうことなんです。音楽だって、理由なんていらないんです。「好きか嫌いか」それだけでいいじゃないですか。先の美術の話と同様に、私、大好きなテクノでも専門用語はほとんど知りません。ジャンルだっていままで聴いたものの経験上からどういうものか理解してるだけで、厳密な分類基準なんてわかりません。アシッドしかり、ミニマルしかり、ガバしかり。4つ打ちって言葉の意味すら知らないんですから。なので、買ってきたCDの感想なんかでも、ほとんど好きか嫌いかしか書いてませんしね。だから、テクノってのは門戸は広いんですよ。それに、テクノアーティストがゲーム音楽に参加することも多いので、また、テクノアーティストにはゲーム好きが多いので、ゲーム音楽を聴きなれてる方にはとくにテクノは入りやすいと思います(あくまで、アンビエントや音響系のディープすぎる一握りを除いたあたりに関しては)。特にデトロイト方面のテクノやアシッド、AphexTwinやμ-Ziqなんかは特に聴きやすいと思いますよ。私の持ってるCDの中で、初心者にオススメなのは、

Aphex Twin「Richard D James Album」

μ-Ziq「Royal Astronomy」

System7「Seventh Wave」

Black Dog Productions「bytes」

HARDFLOOR「TB RESUSCITATION」

Orbital「Altogether」

Plaid「Double Figure」

underworld「second toughest in the infants(日本盤タイトル:二番目のタフガキ)」

あたりでしょうか。もっといろんな人にテクノを聴いて欲しいんです。ただ、ときどき私の書くCDの感想は参考にしないように。いきなりovalなんか聴いたらたまらないですからね(笑)