●中学生 「何で本は読まなきゃいけなくて、漫画はダメなの?」 「そもそも漫画と本の違いって?」

いいトシして漫画を買い漁っている私ですが、これに関しては「バランスをとれ」というスタンス。漫画のメリットは絵があってストーリーの補助がなされている点。今や漫画のジャンルは多岐にわたるので、情報量をこなすという点では実に読みやすく理解しやすい。漫画で得る知識というのは実に莫大になる。だったら小説を含めた文章本はどうなのか?というとこれは漫画と比較するものではない。文章のみだと、ストーリーのみではなく、映像的情報も文章で表現しないといけないので、逆に言えば場面の想像は千差万別になり不安定になる。それはよく言えば「読解力」、悪く言えば「不安定」。そういう意味で、情報量は実際問題として漫画には敵わない。じゃあ文章本は漫画に負けるのか?と言えば、文章が戻るけど「比較対象ではない」と思う。文章力というのは、結局文章を数読まないと身につかないのです。漫画には漫画の、文章には文章の特有の表現形式がある。うちが同人を始めた頃、よくシナリオが薄いと指摘されていましたが、そこで私は小説などをかなり読むようになった。時間はかかったけど、その結果小説で仕事を貰えたりしたのだから、ためにはるのだ。つまりは、「漫画も小説もバランス良く」とすればいい。どっちが優れていてどっちが劣っているというものではないのです。ぶっちゃけ、文章力を得るのなら小難しい本を読まなくてもラノベでもいいと思うしね。

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●まぁ、大人はまだ小難しい本を読むことはステイタスだと思っておるでな。読んでも理解できねば無駄である。ラノベの風雲児西尾維新は何気に古典的な文章表現も扱っており文章力を得るには何気にオススメである。