●最近買った本とかだいぶ消化出来たのでつらつら書いてみる。

 ▲マコちゃん絵日記/うさくん 3巻まで

大阪万博で知った作家さん。あの毒毒なネタを楽しみにしていたが、あにはからんや、ほのぼの、そして軽い毒な何ともふんわりした女の子漫画。普通に面白かった。ただ、掲載誌がコミックLOなので連載を追いかけることは出来ない(笑)

 ▲うさくんの脳みそやわらかい/うさくん

そのうさくんの短編集。こっちはよりネタがディープ。バランス配分をまるで考えない社員、異常性癖をまるで隠そうともしない女子、見た目が異常に可愛いハゲ社長とか。ていうかうさくんの漫画のキャラってみんな顔は可愛いんだよね(笑)

 ▲ぱら☆いぞ/道満晴明

エログロナンセンスから萌えまで手広くサポートする道満先生のエログロナンセンス4コマ集。まぁ掲載誌がエロですから。呪田ちゃんが可愛い。相変わらずそんな趣味か私(笑)

 ▲ヴォイニッチホテル/道満晴明

何もかもが謎だらけ、齟齬しか無い不思議なホテル漫画。恐らくはソースになったヴォイニッチ写本を投影してのこういった作品なのだろう。連続して読むと話の境界もあやふやに感じてしまう。伏線は多い。しかしどう締め括るか。

▲×××のゴアちゃん/G=ヒコロウ

相変わらずこの人の存在感は別格。ていうかうちも投稿してた、投稿に重きを置いたエロ漫画雑誌「アットーテキ」でもその雰囲気の独特さは群を抜いていた。自虐他虐あり、破壊的リコンストラクションあり。惜しむらくはその寡作さであろうか。前回の単行本から7年って...。

 ▲百合星人ナオコサン3巻/Kashmir

前に触れたけど、付録アニメDVDがまず最高。本の方も相変わらずがグダグダっぷりですがそれでもそこがKahimir先生の売りなので。内容が内容なので電車の中では読めません。何処を開いても幼女。

 ▲はるみねーしょん2巻/大沖

この人の作品は良くも悪くもぐだぐだ。ギャグは基本くだらないのに何故か手にとってしまう。そんなんなので限定版には手を出さず。細野はるみ、高橋ユキ、坂本香樹。あー、YMOから取ったのか、と思ったが晴臣→はるみ、幸宏→ユキは兎も角香樹って何だ。......、あ、香(きょう)樹(じゅ)→教授か!?遠回し過ぎだろ(笑)

 ▲魔法先生ネギま!33巻/赤松健

完全にバトル漫画に傾倒したかと思えば、スーパーステルスアーティファクトとか変化球もあり。連載開始の頃の不思議学級が現在では人外魔境クラスに。ザジたんはもうちょっと後に出るものだと思ってた(ファーストボス:エヴァ、セカンドボス、超でサードボス:ザジみたいな)。連載の方も鬱展開は何とか脱却し、より面白くなっていますので毎週楽しみにしておりますっていうかマガジンで他に読むもの無いねん。零の復帰まだ?

 ▲おれはキャプテン25巻/コージィ城倉

たぶん、今連載されている野球漫画でも屈指の面白さのある作品。本巻は最初から最後までvs美波里戦。展開のテンポは非常に良い。寧ろテンポが良過ぎる気も...。砂漠の野球部では途中でアレな展開になったけど、氏がちゃんとやればこれだけの作品が描けるのだ。まぁそれでも砂漠の野球部も名作だけどね。

 ▲3月のライオン5巻まで/羽海野チカ

中学生プロ棋士になった少年と、それを取り巻く世界の物語。精神描写や絵の崩し方などは流石元少女コミック作家という感じ。時にほのぼの、時にシビア。「月下の棋士」が静の将棋漫画、「ハチワンダイバー」が動の将棋漫画だとするなら、本作は「環境」だと思う。前述の二作品は環境も将棋のおまけでしかなかったが、本作は逆。将棋がパーツで、生活が主題。先崎学八段(ていうかもう八段なのかこの人)のしっかりした監修もあり、将棋面の描写もしっかりしている。ていうか、何気に先崎さんのコラムがかなり面白い。

 ▲ラストイニング28巻/中原裕+神尾龍

そしてこちらも現在屈指の野球漫画。主人公が監督という作品は比較的珍しいが、本作は実に考え込まれている。独特のトレーニングから戦術理論の考察まで。だが逆に、その為に本作は「メインチームにスターの居ない高校野球モノ」という、かなり異端の作品に仕上がっている。本巻最後は正に土壇場で次巻へ続いている。甲子園出場出来なければ廃部、という条件のもと始まった本作。まぁ行ってしまうのでしょうが、どう展開させるものか。

 ▲聖☆おにいさん6巻/中村光

そろそろ惰性のような展開になりつつある。まぁ、ネタがワンフックで引っ掛けるものであった以上、こうなるのは見えていたけど。相変わらずちょっとした事で奇跡とか起こせる二人のゆるゆる人生。最終的にどう締め括るものか。

 ▲白砂村6巻/今井神

今井作品はつい買ってしまう。本作は面白いには面白いのだが、2巻前で探偵パートが終わったら今度は伝奇モノへのシフト。どうにもシナリオの一貫性が希薄。あと今回はギャグ密度がかなり少なめ。まぁ本編がかなりシリアスな展開になっているので已む無しでしょうけど、今井ギャグが好きな私としてはやや物足りなさめ。

 ▲鋼の錬金術師27巻(完)/荒川弘

ついに完結してしまった。最近の作品にしては、実に生々しい内容ではあったけれど、さっぱりした画風や軽妙な展開で重さをあまり感じない、という点が矢張り受けているのだろう。このエンドはハッピーか?と言われればどうか?とは思うけど、それでもこれでよかったのだと思う。

 ■Seefeel/Seefeel

かつて、音響黎明期に突如現れて突如消えた伝説のポストロックバンド、Seefeel大復活。まぁそれでもWarpコンピに出てたから見えていた復活ではありましたけどね。Seefeelのアルバムは昔SuccourのSONY盤だけ持ってたけど、個人的にイマイチだったので後輩の山田牛午先生にあげちゃった。当時は聴いててあんまりピンとこなかった。で、本作。ノイジーながらもメロディアスで、メンバー刷新と共にかなり印象が変わった(ていうかDJスコッチエッグが加入するとは思わなかった)。

 ■Sa・Ga全曲集

DSのSaGa3が良かった関係でつい買ってしまった。こういったチープな音源はいいなぁ。チープ音源を有難がるのは只のノスタルヂィだという意見もありますが、これはフルカラーCGと16色のドット絵のどちらが優れているかという話とさして変わらない。どちらにも優劣があり、対等な評価は出来ない。16色には16色のテクニックがあるし、16色では表現出来ない限界というのもある。プロとは、そういう「限界」に如何に漸近するかなのだ。そういう意味で、こういった制限がありまくりなフォーマットの仕事とは、如実に力量が出るもの。そこいくと植松さんもイトケンも流石としか言えない。

 ■サ・ガ バトル楽曲集

なんかついでに買ってしまった。魔界塔士からミンサガまで、バトル音楽をそれぞれ3本ずつチョイスしたアルバム。でも、うちサガフロは正直うろ覚えだし、アンリミはやっていない。じゃあ何で買ったのか。なんでだろう(笑)上のアルバムを先に買っていたら買わなかったかな。

 

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 ●まぁ貴様の人生よろしく保留で重畳である。せめてシナリオは落とすでない。