●先ずは、WBC。日本優勝おめでとう御座います。今日は遅番だったので八回裏、ワンアウト二塁の段階で出社し、残りは職場の「患者様用」テレビで観戦してました。なんでかっていうと、試合が大詰めだった為か、二階の病院から全く患者が降りて来なかった為(笑)病院には据付のおっきなTVがあるのでみんな見入ってしまってたのかも知れない。結果として、大山の九回裏からはちょっとゆったり観戦とはいかなかったまでも、かなーり堪能しました。やっぱりオーディエンス複数で見た方がスポーツ観戦は盛り上がりますね。閑話休題。九回裏は韓国の逆転サヨナラという最悪のシナリオも想定してしまいましたがごめんなさい。ダルビッシュも最後はきっちり締めて凄かった。そして、やっぱりイチローさんは凄かった。このWBCシリーズ中絶不調だったけれど、結局最後を飾ったのは紛れも無くイチローさんだった。四安打だしね。10回表の林昌勇との対決は夜の再放送で一部始終をゆったり見たのだけれど、熱かった。神様仏様イチロー様、ですね。これはみんな言ってるけど、今回の侍ジャパンには捨て駒だった人が一人たりと居ない。川崎の「ベンチに居ても参加してるんですよ!」発言が全てを象徴している。そんな日本の優勝で有終の美を飾った本大会。久しく野球観戦をしていない私ですら、年甲斐も無く熱くなってしまった。前述の韓国の強さも痛感したし、準決勝のアメリカも戦力不足な感は拭い切れなかったけれど流石だった。

スポーツは強い者が勝つのは当たり前だけれど、「絶対」が存在しない。無論、運もあるけれど、そういった様々なファクタが渾然一体になって結果が出る。四割打てればスーパースターの野球の事なのだ、そんな傾向は更に強い。どこが勝ってもおかしくなかった。日本は、実力もあったけど、運もあった。ただそういうだけ。だから、「WBC優勝」と「野球世界一」は等号では結べない。個人的には、「日本の野球が世界で通用するレベルになった」程度だと思う。まぁ、メジャーリーガーが六人いるのだからそんなの当たり前だろう、と言われそうだけれど、昔、日米親善野球の試合を見ていた頃から考えると、この進歩は物凄いと思うのです。素直に、嬉しい。ただ松坂がMVPなのはどうなのかなぁ(笑)個人的には青木を推挙したかったのだけれども。でも、良かった。感動した!

⇒「裏」へ続く。

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●左様。野球は表だけでは無い。裏あってこその野球であり最終的に勝てばよかろうなのだァッであり本末転倒。