■五月期購入の漫画。色々と忙しくて纏まった時間が取れず月末なので一括で。
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●くじびき?アンバランス#1
「げんしけん」の木尾士目がコンテを書いて小梅けいとが仕上げると言う合作形式。げんしけん作中作とはまた異なった作品として見るべき。りっちゃんがなんか怖いとか作中作版に較べるとどうにも読感が悪い。絵柄も八雲剣豪氏より濃い。好みが分かれると思われる。アニメファンなら。
●ゴッドサイダーセカンド#12
相変わらずストーリシフトが急で、絵柄は原本の方が良かった気がする。全体的にキャラがのっぺりしている。結果として原本より長期の連載になっているが二世漫画としてはイマイチかな…
●デトロイト・メタル・シティ#3
崇一くんの「クラウザー様」というもう一つのペルソナへの依存率が極端に高まってきたり、進んでデスメタルのカリスマとして振舞うようになり初期の葛藤が無くなって来ているのだが、ラッキーマンをも凌ぐ思惑のギャップは相変わらず。エアレイプにまた不覚にも吹いた。レストランで読んでたのに(笑)
●トニーたけざきのガンダム漫画#2
トニたけ氏は凄い。シナリオもさることながら、半分以上ガンプラを用いたクレイアニメならぬモデルコミックという一本だけで此処まで押し切れるのは流石。
●犬ガンダム宇宙編
相変わらず緩過ぎる(笑)「地上編」もそうだったのだが死ぬはずのキャラは悉く生き残る。キャラもみんな犬なので非常にまったりしている(戦争してるのに)。ただ当初モビルスーツのデザインに郷土玩具を取り入れるというのまではよかったものの、本巻では玩具のデザインを前面に押し出した為に逆に本来どのモビルスーツをモチーフにしているのかが解り辛い。
●エクセル?サーガ#17
二人のエクセルという構図は本巻も継続。「照葉」こと本エクセルは元来の傍若無人ぶりが影を潜め、非常に殊勝で健気なキャラになってしまっている(連載当初ここまでエクセルに萌えることになるとは思わなかった)。一方蒲腐博士は一時の酷い凋落ぶりから復帰しまたも暴君として復活。これで本来の対立構図の土台が戻ってきた。このまま全面対決なるか?
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●邪眼は月輪に飛ぶ
「うしおととら」「からくりサーカス」の藤田和日郎の短期集中連載としての新刊。「見られると死ぬ」魔物の梟とそれを狩る人間達のバトル。確かに少年誌のフォーマットとしては受けそうにない内容なのだがそれでも面白い。オビのあだち充のアオリはまさに正鵠を射ている。
●新ゲノム#2
プラットフォーム移籍があったものの現段階で古賀亮一の最長編。毎回よくもまぁネタが続くもんだと感心。「ニニンがシノブ伝」は掲載紙の関係もありネタはソフトだったが、本作のインモラルかつナンセンスな展開は「これぞ古賀亮一」と言うべき。兎に角氏の暴走キャラの言動など構成素因は常人では思い付かない。よくもまぁこんなテクストが浮かぶもんだと毎回楽しみにしております。
●もえちり#2(完)
「全日本妹選手権」の堂高しげるが独断と偏見で書き上げる都道府県対抗女の子漫画。ただ矢張り受けなかったようで打ち切り。妹選手権の最大の成功素因はそのディープかつ危ないヲタク表現だった為、普通の漫画では主読者層には受けなかったか。というより、妹選手権は打ち切りではなく連載誌(アッパーズ)の廃刊によるものであったのだから、いっそのこと移籍として妹選手権をそのまま続けてしまって良かったのでは?と思ったものです。
●もやしもん#4迄
知人に読ませてもらって面白かったので購入。「菌が見える」という超能力を持つ沢木を中心とし、農大のキャンパスライフを描く作品。シュールストレミングやホンオフェ、キビヤックなどの珍発酵食品から日本酒まで、発酵をメインテーマとしての様々な食品の解説が読んでてうざくなく面白い。
●がんばれみどりちゃん#2
これは唐沢なをき氏の漫画は皆そうなんですが、本作の常人密度の薄さは物凄い。メインは幼稚園児なのに全員マトモじゃない(笑)新キャラも出てきたがやっぱりマトモじゃない。そこが面白いんだけど。
●餓狼伝#20
伝統派の雄同士の寸止め対決、空手のオープン大会なのにプロレスラー同士のバトルなど、北辰館トーナメントも大詰め。主人公の丹波文七が完全に脇役になってしまっているのがちょっと残念なのだが、果たしてこのトーナメントで「主役」になるのは誰なのか?今の所姫川が死角ナシなので彼に土を付けられる選手がいるのか?と思ってしまうのだが、これをどう覆してくれるのだろうか?
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●SteelBallRun#12
泉に落としたものを正直に答えると宝も貰える「金の斧銀の斧」的な「スタンド」によりジャイロ達は莫大な資産と「遺体」を手に入れる。しかしその日のうちに使い切らないと木に取り込まれてしまう。そして襲いかかる「11人の一人」。ジョニィは最終的に志を曲げ、窮地を乗り越える。一方ミセススティールは大統領の所持する「遺体」を奪いにかかる…毎回書いてますが本作は荒木作品としても「シナリオ密度」が非常に高い。斬新なスタンド能力のアイディアもさることながら展開がまるで読めないのが凄いとしか言えない。
●魔人探偵脳噛ネウロ#11
電人HAL編解決。巻数が大台に乗ったためか表紙のデザインが変わりましたね。本作で出てくる家具職人もそうなんだけど相変わらず爛れた人間しか出て来ない。そこがいいんだけど(笑)話もさることながら細かいネタやおまけなど含めて読み応えは充分すぎる。
●D.Gray-man#11
なんか少し前からストーリがよくわかんない(というかスパンが開いてしまったのでディテールを覚えてない)のですが、なんか本巻はラストバトルに挑むような展開でするね。
●範馬刃牙#7
ゲバルVSオリバ、決着。小指でつまむ、握らない、など妙な薀蓄ばかりだった前巻とは異なり、本巻は至って明瞭な締め括り。ただこれは少し前からの板垣作品すべてに言えるのですが、途中に蛇足的な話が挟まれたり、妙に時間稼ぎっぽい展開が多いのが気になる。
●絶対可憐チルドレン#9
シリアス、コメディ共にこの作者のスキルは流石だと改めて思う。キャラもきっちり可愛いしね。本作には超能力者の「覚醒」に至るプロセスというエピソードが入っており、只の超能力バトルモノとは異なり、世界観という礎をきっちり踏み固めていく作業をちゃんとしているので作品としての完成度は高い。相変わらずテレポータの葵ちゃん萌えなんですが(笑)てか連載当初に比べると皆川に対する三人娘のデレデレ具合がずいぶん上昇しましたね(笑)
●のだめカンタービレ#2迄
方々で面白いと言われているので購入。イーブックオフじゃ中古がまるでなかったのでとりあえず近場で入手できた二巻まで。面白いんだけどまだ主軸が判明してないからかもしれないけど、「そこまで?」って感じはする。とりあえずちまちまと購入していくます。
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●NEEDLESS#6
いくらか前に買い揃えた作品。流行の「能力者バトルモノ」なんですが本作の最大の魅力はそのギャグの切れ味にある。「トロイの三角木馬」発言には不覚にも大爆笑した記憶が。キャラも今風で可愛いしオススメでありまする。
●重機人間ユンボル(完)
シャーマンキングの武井宏之が贈る最新作…だったのですが打ち切りの憂き目に合ってしまった本作。私も「打ち切り作品だし…」と思って最初は買わなかったのですが、読んでみると面白い。主購読者層に受けさえすれば長期連載も問題なしと思われる完成度の高さ。続き読みたかったなぁ…
●無敵看板娘N#4
相変わらずの正統派ギャグ漫画。連載の方は終了してしまったようですが(私はコミック派なのでネタバレなしよ?)、それでも比較的長期連載が出来たと言うのは佐渡川先生のスキルの高さ故ですね。未だに絵が不安定なんですが(それもどうかって気がするけど…)兎に角そのシナリオのクオリティの高さは特筆モノ。いい話からグダグダなギャグまでなんでもござれ。